紅茶用語辞典<さ行>

三大銘茶

世界三大銘茶とも呼ばれる。
インドのダージリン、スリランカのウバ、中国のキームンのこと。

紅茶の主な生産国、インド、スリランカ、中国から一つずつ選ばれた。

CTC製法

紅茶の製法のひとつ。
CTCとはクラッシュ(押しつぶす)、ティアー(引き裂く)、カール(丸める)の頭文字のこと。
大量生産ができるうえ、紅茶を淹れる際の抽出時間が短くなるので、ティーバッグはCTC製法の紅茶を使った物が多い。

ジャンピング

紅茶を淹れる時に起こる現象のこと。
茶葉が入ったティーポットにお湯を注ぐと、茶葉が上下して流動運動を起こす。この動きをジャンピングと呼び、このジャンピングによって紅茶の成分の抽出が促され、美味しい紅茶が出来上がる。

シルバーチップ

茶葉の先端のまだ葉の開いていない新芽の部分で灰色がかったものを呼ぶ。新芽の部分が黄色っぽい物はゴールデンチップと呼ぶ。シルバーチップやゴールデンチップが入った紅茶は高級品として扱われる。

水色(すいしょく)

紅茶を淹れた時の水の色のこと。紅茶の特徴を決める要素の一つ。
茶葉により、色合いや、色の濃さ、透明度などがちがう。

スーチョン

茶葉のグレードのひとつ。紅茶のグレードは葉の部位と大きさによって分かれる。
茶葉は上からフラワリーオレンジペコー、オレンジペコー、ペコー、ペコー・スーチョン、スーチョンと呼ばれる。

ストレーナー

ティーストレーナーとも呼ばれる。茶こしのこと。
網状の物、金属の板に穴をあけたもの、陶器製の物、ティーポットの注ぎ口につけるものなどいろいろなタイプがある。

セイボリー

シソ科のハーブの総称だが、いい香りのするものという意味もある。

アフタヌーンティーにおいては塩味の効いた食べ物のことを指す。

 

セイロン

スリランカの旧国名。スリランカ紅茶のことはいまでもセイロン紅茶と呼ばれることが多い。

セカンドフラッシュ

その年で二番目に摘まれた茶葉のこと。「夏摘み」ともいわれる。
セカンドフラッシュといえばダージリンをイメージする人が多く、ダージリンのセカンドフラッシュは有名であるがダージリンにのみセカンドフラッシュがある訳ではない。