紅茶初心者が最初に買っておくべき紅茶道具一式

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最近は美味しく淹れられるティーバッグも増えましたが、やっぱり紅茶はティーバッグではなく、リーフティーで淹れたほうが美味しいことが多いですよね。

ティーバッグで紅茶を淹れるときには、カップがあれば入れられますが、リーフティーを淹れるときには道具がいくつか必要です。

今日は自宅で美味しい紅茶を淹れるために必要な道具についてご紹介します。

◆自宅で美味しい紅茶を淹れるために必要な道具

自宅でも美味しい紅茶を楽しむために必要な道具は6つ

  • ケトル(やかん)
  • 抽出用ポット
  • タイマー
  • 計量器
  • サーブ用ポット
  • カップ

では、ひとつづつご紹介して行きますね。

◆紅茶道具① ケトル(やかん)

美味しい紅茶を淹れるには酸素が十分に入っている新鮮なお水をきちんと沸騰させることが大切です。

それは美味しい紅茶を作る時の必須条件である「茶葉のジャンピング」に関係してくるからです。

ですから、紅茶を淹れるのに適したケトル(やかん)とは、お水をすばやく沸騰させることの出来るケトルです。

熱伝導がいいと言われているのが銅のケトル。

紅茶の国イギリスで紅茶を淹れるためにあるケトルと言われている、シンプレックス社のケトルも銅製です。

シンプレックスのケトルは底がフラットな物とこのコイル状になっている物があります。

コイル状になっているのはガスでお湯を沸かす時にガスを効率よく使うためだそうです。

見た目も素敵で実用的なこのケトル。いつかは欲しいと思っている憧れの逸品です。

金属の熱伝導率

数値が高いほど、熱伝導がよいです。

  銀   ・・・428

銅   ・・・403

金   ・・・319

アルミニウム・・・236

鉄   ・・・83.5

ステンレス ・・・15

銀や銅はとても熱伝導率が良いですね、熱伝導の観点から言えば、鉄やステンレスは避けた方がいい素材です。

そして鉄は熱伝導以外の観点からでも、避けたい素材。

鉄分が入ったお湯で紅茶を淹れると紅茶のタンニンと鉄が結合して、紅茶の色が黒ずんでしまいます。

そして、味にも少し変化が出てしまい、紅茶本来の美味しさが感じにくくなってしまうので、鉄のやかんを使って紅茶用のお湯を沸かすのは避けましょう。

★TeaMagazineおすすめのケトル(やかん)

 

① 新光金属 純銅製ケトル COPPER 100

日本製の銅のやかんのおすすめはこれ。

純銅製でケトルの形もクラシカルで素敵。

銅には塩素を分解する作用や除菌・殺菌の効果もあります。

 

②パール金属 笛吹き ケトル アルミ パールライン

アルミ製は熱伝導もよくてお手頃価格なところがとてもよいですが、なかなか可愛いケトル(やかん)がありません。

やっとみつけた可愛いアルミのケトル(やかん)がこれでした。

お値段もとっても可愛いです。ピンクの他にホワイトもあります。

 

③ T-FAL 電気ケトル  ジャスティン プラス 1.2L

早くお湯が沸くというのであれば、ティファールの電気ケトルが優秀です。

ガスでお湯を沸かした方が美味しいと以前は思っていましたが、電気ケトルで沸かしたお湯でもあんまり変わらないので、今ではこのティファールばかり使っています。

◆紅茶道具② 抽出用ポット

抽出用ポットで何より大切なのは茶葉のジャンピングがうまく行われることです。
そのためには抽出用ポットの形状がまるいものが一番適しています。

そして、きちんとジャンピングしているかを確認することが出来るように材質はガラスがおすすめです。

抽出用ポットには茶こしが付いていると便利ですが、ジャンピングを邪魔するような茶こしはNGです。

筒状の茶こしではジャンピングがうまく出来ないので、筒状の茶こしが付いているポットは避けましょう。

ジャンピングを邪魔しないように、蓋の部分に茶こしが付いている物がおすすめです。

ティーポットについてはさらに詳しい記事を書いたので、こちらも参考にしてみてくださいね。

美味しい紅茶を飲むためのティーポットの選び方>>

★TeaMagazineおすすめの抽出用ティーポット

①ハリオ ジャンピング ティーサーバ 容量350ml

1人で紅茶を飲む時にぴったりなポット。蓋の部分に茶こしが付いているので、ジャンピングの邪魔をしない設計です。

容量は350mlで2杯分の紅茶を淹れるのにぴったり。
容量は350mlで2杯分の紅茶を淹れるのにぴったり。
茶こしが蓋に付いているところが優秀なのです。
茶こしが蓋に付いているところが優秀なのです。

ハリオジャンピングティーサーバの色は赤の他にグリーンやホワイトもあります。

 

②ハリオ ジャンピングリーフP・500 容量500ml

こちらは2人で紅茶を飲む時にぴったりなティーポット。

このポットも蓋の部分に茶こしが付いています。

 

③ハリオ ティー&コーヒーサーバ タイム 容量1000ml

来客時になど紅茶をたくさん淹れる時に最適な1Lの紅茶が作れるティーポット。
約7杯分の紅茶を淹れられます。

こちらも蓋の部分に茶こしが付いているので便利です。

◆紅茶道具③ タイマー

タイマーは紅茶の抽出時間を計るためにとっても必要な物です。

紅茶は抽出時間が短くても、長くても美味しくない紅茶になってしまうので、時間は正確に計りたいもの。

タイマーに関しては、時間が正確に計れればいいので、キッチンタイマーを必ずしも使わなくてもいいと思います。
キッチンタイマーがない時は時計や携帯電話で代用してください。

私は会社ではiPhoneのタイマーで時間を計ってます。

自宅では便利なのでキッチンタイマーを使っています。

キッチンタイマーの中には3分ボタンや10秒ボタンがあるものがあるので、紅茶用にはそのようなタイマーがあるととっても便利ですよ!

でも、雰囲気を楽しみたい場合には砂時計で優雅に時間を計るのもいいですよね。

★TeaMagazineおすすめのタイマー

 

①SATOキッチンタイマー TM-11

キッチンタイマーの中でも使い勝手がいいのがSATOのキッチンタイマー。

3分、5分、10秒などのボタンがあって、紅茶用に作られたのかしら?と思うほどです。

 

②陶器の砂時計

雰囲気重視なら陶器製の砂時計がおすすめ。紅茶のためには3分計が便利です。

陶器製の砂時計は作るのが難しいそうで、職人さんが減ってきていると聞きました。

可愛い物を見つけたら品切れになる前に。早めに買っておくのがいいかもしれませんね。

◆紅茶道具④ 計量器

美味しい紅茶を淹れるためには茶葉を正しい分量で使うことがとても大切です。

紅茶を淹れるのに慣れてくると目分量でも茶葉を量れるようになりますが、目分量でほぼ正しく量れるようになるためにも計量器は必要なので、美味しい紅茶を淹れるためには計量器も重要な道具なのです。

紅茶は3グラム前後を量ることになるので精密量り、もしくは小数点1ケタまで出る計りがおすすめです。

 

★TeaMagazineおすすめの計量器

 

①タニタ デジタルクッキングスケール KD-192

0.1桁まで量れるキッチンスケール。

130x196x27mmと大きめですがこのサイズの良さは、計量機の上に抽出用ポットを置けること。

抽出用ポットに直接茶葉を淹れながら計量できるので、とっても便利。

赤の他にピンクや黄緑色のものもあります。

 

②精密はかりデジタルスケール

こちらは110x75x20mmと小型サイズの精密はかり。

こちらも小数点2桁まで計れます。

紅茶以外にもお手紙の重さを量るのにも良さそうですね。

◆紅茶道具⑤ サーブ用ポット

サーブ用ポットの実用的な役割は大きく2つ
お茶が出過ぎないためとカップに注ぐ前に茶液を均一にするためです。

そのためには、洗いやすく汚れがあまり目立たないようなポットがいいと思います。

でも、サーブ用ポットはお茶の時間を素敵に演出するのにかかせないものですよね。

おもてなしの時や、優雅な時間を過ごしたいときには素敵なティーポットを使って紅茶の時間を楽しんでくださいね。

 

★TeaMagazinおすすめのサーブ用ティーポット

 

①ブラウンベティー 2杯用ティーポット 容量500ml

イギリスでとっても有名なティーポットがこのブラウンベティ。

18世紀頃からイギリスの陶器の町ストークオントレントで作られていたそうです。

「くまのプーさん」にも登場しているくらいイギリスではメジャーなティーポットです。

汚れもあまり目立たない茶色なので普段用にとっても使いやすいところがいいですね。

 

②早川シルバー ティーポット ローズ  容量870ml

銀のティーポットはエレガントなカップ&ソーサーならどんなものにも似合うのでおもてなし用のティーポットはこれ一つあれば十分。

そして、この早川シルバー製のものはお手入れも簡単。銀初心者でも安心して使えます。

TOPの写真も早川シルバーのものですが古い形なので現在は売っていないようでした。

 

③吉谷硝子 ウェーブ 台付きティーポット 容量 550ml 

見た目が美しく価格もお手頃なのがガラスのティーポット。

このポットは台付きなのでポット敷きがなくてもどこにでも置けるのでとっても便利。

紅茶を習いたての頃はガラスのポットをよく使っていました。

◆紅茶道具⑥ ティーカップ

ティーカップは、使用する状況によって使うものを変えると実用的ですし、何より楽しいです。

忙しい朝や、仕事中ならマグカップ。

おもてなしの時や、優雅な時間を過ごしたいときにはカップ&ソーサーで紅茶を楽しむ方が多いですよね。

カップについてはお好みの物をご使用になればいいのですが、ここでは形状や材質によって紅茶の美味しさが大きく変わることをお伝えします。

この話をし始めるときりがないので割愛しますが、1点だけお伝えします。

ぽってりした陶器と薄い磁器では、同じ紅茶でも違うお茶に感じると思います。

好みにもよると思いますが、私は薄い磁器で飲む方が紅茶を美味しく感じるので、カップ&ソーサーでもマグカップでも磁器製の薄めのタイプをおすすめします。

紅茶初心者さんに一番のおすすめのティーカップはロイヤルアルバートのモントローズシェイプのティーカップ。

このカップのことは紅茶が美味しく飲める究極のカップという記事で紹介していますので、よかったらこちらもご覧になってくださいね。

★TeaMagazinおすすめのティーカップ

①ロイヤルアルバートのモントローズシェイプのティーカップ

ロイヤルアルバート オールドカントリーローズ
モントローズシェイプ ティーカップ

世界で一番売れたと言われる、ロイヤルアルバートのオールドカントリーローズのティーカップ。

可愛さだけではなく、紅茶が美味しく飲める工夫がたくさん施されたカップです。

お値段もお手頃なので最初に買うティーカップとして一番おすすめです。

 

②ウェッジウッドのリータイプのティーカップ

ウェッジウッド (WEDGWOOD) ワイルドストロベリー ティーカップ&ソーサー リー

ウェッジウッドのリータイプのシェイプはコーヒーが美味しく飲める究極のカップと言われていますが、紅茶も美味しく頂けます。

兼用カップとして使えるのでおすすめです。

リータイプはデザインがたくさんあるので、好みのものを探すのも楽しいです。

 

③吉田硝子のティーカップ

吉谷硝子 ウェーブ ティーカップ&ソーサーペアセット

ガラスのポットに合わせてガラスのティーカップと言うのも素敵ですよね。

ガラスは綺麗なうえにお値段もお手頃なので、揃えやすいと思います。

いかがでしたか?

いっきにすべてそろえるのは大変かもしれませんが、美味しい紅茶のためにすこしずつ揃えていただければと思います。

リーフティーの美味しい淹れ方は下記の記事で紹介しています。よかったら参考にしてくださいね。

おいしい紅茶の淹れかた<2ポット方式>の記事はこちら≫

それでは、おうちでお素敵なティータイムを楽しんでくださいね!