洋食器ブランド紹介 エインズレイ(英)

写真のカップはヴィンテージのエインズレイです。
写真のカップはヴィンテージのエインズレイです。

エインズレイは、ティーウェアに特に力を入れているイギリスの窯。

英国の窯の多くが中国や東南アジアに生産の拠点を移している中、エインズレイはつい最近までイギリスの陶磁器の街ストークオントレントだけで生産を行っていた陶磁器メーカーです。残念ながら現在(2016)では中国でもつくっているようです。

また、他のメーカではすでに生産、販売されなくなった陶花をいまだに販売している貴重な窯でもあります。

今日はそんなエインズレイをご紹介いたします。

 

エインズレイの歴史

1775年、ジョン・エインズレイによりイギリスのストーク・オン・トレントで創業された窯。

1861年、イタリア様式とジョージ王朝様式を取り入れた新工場を建設。(現在でもこの工場を使用している)

1896年、ヴィクトリア女王のダイアモンドジュビリー(在位60年記念)で女王の肖像画入りのトリオの制作を承る。

1931年、メリー女王の用名を受け、チューリップシェイプでバタフライハンドルのカップ&ソーサーを作る。

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1947年、エリザベス女王とフィリップ王子との結婚式の晩餐会用のディナーセット一式を制作。
深い緑で縁取りを彩り、その上に金彩をつけ、さらにエシッド技法(酸で溶かして模様を入れる手法)が施してあるこのデザインは王妃に敬意を表して「エリザベス」と名付けられました。

1997年、アイルランドのベリーク窯と提携。

現在でも創業の地ストーク・オン・トレントに生産拠点がある貴重な窯。

エインズレイの代表的なデザイン

写真はエリザベスローズのサンドウィッチトレイです。
写真はエリザベスローズのサンドウィッチトレイです。

◆エリザベスローズ
英国国王ジョージ3世(ヴィクトリア女王の祖父)の用命で作られた、薔薇をあしらったデザイン。
薔薇はイギリスの国花でもあります。

当時は商品化はされませんでしたが、2003年に当時のデザインを忠実に復元して商品化されました。

現在、エインズレイで一番人気のデザインです。
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大きさもお値段も手ごろなマグ。普段使いにピッタリ。

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ミディアムサイズの陶花。これ一つでテーブルが華やかになります。

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直径30cmのサービストレイ。1枚あると便利です。

◆ペンブロック
ウェールズの南西部にペンブルック城という中世のお城があります。

18世紀にこの地を訪れたエインズレイのデザイナーが、この城にあった当時西洋ではなかなか手に入らなかった貴重な伊万里焼を見て感動し、そこからインスパイアされデザインしたものがこのペンブロックです。

柿右衛門様式を思わせる色使いが面白いデザインとなっています。

ペンブロックが通販で買えるショップはこちら≫

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サンドウィッチ以外にもパスタ皿やデザートを盛ってもステキ。

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彩が華やかなペンブロックの陶花。使いやすいミディアムサイズ。

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コブレットですが花瓶としても使えて便利です。

写真はイングリッシュバイオレットのトリオです。
写真はイングリッシュバイオレットのトリオです。

◆イングリッシュバイオレット
英国人の好きな花はバラとスミレ。

18世紀エインズレイのデザイナーが湖水地方を訪れた際、一面に咲くスミレの可憐な美しさに心を打たれデザインしたといわれる作品です。

このデザインも18世紀当時は商品化されず、デザイン古文書に記録されているデザインを基に2009年商品化されました。

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ケーキやお菓子を乗せてもかわいいです。
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使いやすい高さの16cmで手ごろなお値段の可愛い花瓶。

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スミレの柄と落ち着いた紫が、清楚で可憐な印象です。

エインズレイにはその他にも可愛い柄がたくさんあります。

大輪のバラが描かれています。縁取りが金彩ではなくグリーンのところがステキ。

イングリッシュローズ

大輪のバラが描かれています。縁取りが金彩ではなくグリーンのところがステキ。
エデンのモチーフはお花ではなく実なので、秋になると使いたくなるデザインです。

エデン

エデンのモチーフはお花ではなく実なので、秋になると使いたくなるデザインです。
桜の花とサクランボがあしらわれたデザイン。こちらは春に使いたいカップです。

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桜の花とサクランボがあしらわれたデザイン。こちらは春に使いたいカップです。

エインズレイの代表的なシェイプ

エインズレイカップの代表的なシェイプ3種類をご紹介します。
いかにも紅茶らしいオーバンとアセンズ、コーヒーにも使えるランカスター。
いずれも優雅で、英国貴族のアフタヌーンティーを彷彿とさせてくれるカップたちです。

◆オーバンシェイプ

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【サイズ】容量180ml、口径9cm、高さ6cm ソーサー:直径14cm×高さ2.2cm
エインズレイの創業者、ジョン・エインズレイが愛したティーカップが原型。

紅茶を飲む時の目線で絵柄が一番美しく見えるように計算されています。
エインズレイで一番数多く生産されている紅茶用シェイプです。

◆アセンズシェイプ

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【サイズ】容量200ml、口径10.5cm、高さ6cm ソーサー:直径14.7cm×高さ2.5cm
紅茶専用のシェイプ。
紅茶の水色がきれいに見え、また香りが広がりやすいように飲み口が大きく開いています。

◆ランカスターシェイプ

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【サイズ】容量200ml、口径8.7cm、高さ7.8cm ソーサー:直径15cm×高さ2.5cm
コーヒー紅茶兼用カップ。
深型のシェイプがミルクティーの色を引き立たせてくれるので、英国人にとても人気があるシェイプです。

 

※ランカスターシェイプは現在、生産されていないのか、売っているお店が見つかりませんでした。

エインズレイの陶花

こちらの陶花は「ハワードスプレイ フッテドボウルフラワー」。私はこの陶花をシンメトリーに飾りたくて2つ購入しました。最近、この陶花が売っているのを見ていないので、もしかしたら、生産されなくなってしまったのかもしれません。
こちらの陶花は「ハワードスプレイ フッテドボウルフラワー」。私はこの陶花をシンメトリーに飾りたくて2つ購入しました。最近、この陶花が売っているのを見ていないので、もしかしたら、生産されなくなってしまったのかもしれません。

 

◆陶花
エインズレイを語る時に、はずせないのがこの陶花です。
英国王室の依頼により世界で初めて陶花の制作をしたのがこのエインズレイ社。

英国公式の食事会では、食事中に花びらが落ちることが嫌われました。
そこで、食事中でも散らない花として発注されたのが陶花。

故ダイアナ妃も陶花をお気に召しており、ご成婚の際の参列者へのプレゼントにエインズレイの陶花をお選びになりました。

現在、エインズレイの陶花職人はたったの5人。
この5人の職人で、世界中に出荷する陶花を作っています。

エインズレイの陶花が通販で買えるショップはこちら≫

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ティーカップに入った可愛い陶花。さすがティータイムを大切にしているブランドだと思いました!こちらは鮮やかな色がついていますが、同じ形で真っ白のものもあります。

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パステルカラーのお花がバスケットに入っているデザインのとても可愛らしい陶花。高さは11cmと小ぶりのサイズ。ティータイムの写真を撮るときはこれくらい小ぶりの陶花が写真のおさまりが良いので、撮影の時によく使っています。

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高さ7cmの小さい陶花。こちらは5月のお花ですが、このシリーズは12か月それぞれの誕生花があります。陶花にしては、お値段もお手ごろなので、お友達の誕生日プレゼントによく購入しています。

いかがでしたか?

エインズレイは私の大好きな磁器メーカーのひとつ。

少しづつ買い続け、気が付けば10客以上のカップ&ソーサーを持っていました。

そんな大好きなエインズレイですが、最近は品切れの柄やシェイプが多いように感じます。

私が好きなクラシカルタイプのものが少なくなって、カジュアルっぽいラインのものが増えてるんですよね。

他のメーカーもそうですが、最近のインテリアに合うようにどんどんシンプルなデザインになっているように思います。

そして、とても残念なことに、ダージリンが美味しく飲めるカップだと思っている、お気に入りのランカスターシェイプのカップが最近はめっきり見当たらなくなりました。

このまま消えてしまうのでしょうか?

こんなことならもっとたくさんランカスターシェイプを買っておくんだった、、、と後悔しています。

もし、エインズレイで気になるものがある方は、ぜひお早めに購入することをおすすめしたいです。

私は陶花を買い足そうと思っているので、早めに買いに行こうと思います!