<柏>フランス城主会公認のお城「シャトー・ド・コーマル」レポート

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柏の住宅地にそびえたつロココ様式お城「コーマル城」に行ってきました。

※この記事の情報は2017年11月のものです。

<場所>

千葉県柏市

<最寄駅>

JR線「柏駅」
東口より車で13分

バスの場合
東口から出ている東武バス(1番乗り場)で約15分
バス停「刈込」より徒歩5分

<営業時間>

11:00~17:00

<定休日>
火曜日
不定休あり

「シャトー・ド・コーマル」正面
「シャトー・ド・コーマル」正面

コーマル城は18世紀のフランスで流行したロココ様式を、高さ広さなど日本の住宅に合わせて再現した作品で、日本人の建築デザイナー高丸重信さんが1977年に建てました。

コーマル城の正式名称は「シャトー・ド・コーマル」

名称の中に「ド」が入っているのは、本物のお城の証で、フランス城主会の公認なので「ド」が付いています。

1984年からは、文化や知識の交流ができるサロンとして一般開放を開始。
コンサート、講演会、展覧会、パーティーなどを開催しています。

コーマル城の中には喫茶室があり、イベントが行われていない日でも喫茶店として利用することが出来るので、気軽に訪問できるのも魅力的。

私が訪問した日はイベントがない日だったので喫茶室の利用だけを目的として行ったのですが、高丸さんの奥様が館内の主要なお部屋をご案内してくださいました。

館主の高丸さんはフランスのブルトゥィユ伯爵と交流があり、コーマル城はフランスのブルトゥィユ城とサロン文化協定を結んでいます。

また、カフェ ドゥ マゴとも文化協定を結んでおり、ロワール地方のワインの騎士団とも交流があるそうで、日仏の文化を結ぶサロンとして、積極的にイベントを開催されています。

こちらがブルトゥイユ城。17世紀に建てられたお城で、パリから南西に35キロ離れた場所にあります。
こちらがブルトゥイユ城。17世紀に建てられたお城で、パリから南西に35キロ離れた場所にあります。
ブルトゥイユ城はマリーアントワネットの「首飾り事件」にゆかりのあるお城です。こちらはその首飾りのレプリカ。ブルトゥイユ城に飾ってあります。
ブルトゥイユ城はマリーアントワネットの「首飾り事件」にゆかりのあるお城です。こちらはその首飾りのレプリカ。ブルトゥイユ城に飾ってあります。
マリー・アントワネットは事件の首謀者であるロアン枢機卿を逮捕するようにルイ16世に依頼します。それを実行したのが国務大臣ブルトゥイユ伯爵でした。
これはその逸話をもとにして作られた蝋人形。
左からローアン大司教、マリー・アントワネット、ルイ16世、ブルトゥイユ伯爵。
マリー・アントワネットは事件の首謀者であるロアン枢機卿を逮捕するようにルイ16世に依頼します。それを実行したのが国務大臣ブルトゥイユ伯爵でした。 これはその逸話をもとにして作られた蝋人形。 左からローアン大司教、マリー・アントワネット、ルイ16世、ブルトゥイユ伯爵。

◆シャトー・ド・コーマルの内装

内装もロココ様式を忠実に再現。

初めのころは装飾は外注で作ってもらっていたそうですが、高丸さんは、あまり気に入らず、結局自分で作ることにしたそうです。

内装は少しずつ手作りしていったので、完成まで30年もかかったそう。

今でも、気になるところは作り変えていて、私が訪問した日も高丸さんは彫刻を彫っていました。

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こちらは、玄関ホール。「翼の間」と名付けられています。

天井には天井画とシャンデリアがあり、正面の壁には高丸さんの肖像画が、反対側の壁にはフラゴナールの「ブランコ」の模写が飾られています。

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玄関ホール右手の廊下。

こちら側には喫茶室があります。

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玄関ホールの左手、こちらには「ブルトゥィユ侯爵」の間があり、その奥には「レネットの間」があります。

レネットとは「小さな女王」という意味で、ポンパドゥール夫人の子供のころのあだ名です。

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階段の脇の小さな扉の奥には「舞踏の間」があります。

こちらではバロックダンスのパーティーも度々開いているそうです。


館内には他にも楯の間、学問の礼拝堂、書斎、図書の間、お茶室などがあります。

館内のお部屋はイベントの時以外は撮影が禁止となっているので、今日は紹介できませんが、年明けのルイ15世のイベントに参加する予定なので、その時にまたご紹介しようと思います。

◆シャトー・ド・コーマル喫茶室の飲み物


<紅茶のサービススタイル>
カップサービス

<紅茶の種類>

  • 紅茶
  • ミルクティ(濃厚タイプ)
  • ミルクティー(さっぱりタイプ)
  • アイスティー

その他の飲み物

  • カフェポンパドゥール
  • カフェモーツァルト
  • カフェ利休🄬
  • カフェオレ
  • ココア
  • ミルク
  • フレッシュジュース
  • アイスコーヒー
  • アイスミルク
こちらは「カフェ利休🄬」
こちらは「カフェ利休🄬」
こちらは「カフェ モーツァルト」
こちらは「カフェ モーツァルト」


カフェ利休🄬は高丸さんが特許を取っているコーヒー。

コーヒーを抹茶のように茶筅で泡立てたもの。

味の変化が分かるように、小さなカップで普通に入れたコーヒーも出してくれます。

泡立てたコーヒーは、まろやかになり、お砂糖を入れてないのに、甘さを感じました。

◆シャトー・ド・コーマルのティーウェア


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コーマル城のテーブルウェアはオリジナルです。

カップやお皿に描かれている紋章はフランスの貴族の紋章をアレンジして高丸さんが作ったもの。

ベースの紋章はフランスの公爵のもので、きちんと公爵に許可をもらって作ったそうです。

◆シャトー・ド・コーマルの感想

コーマル城のことは、以前から知っていたのですが、
勇気がなくて、行くのを躊躇したまま数年が過きてしまいました。

そんな折、柏在住の方とご縁が出来て、「柏のお城に興味があるんですけど・・・」とお話したら、「私行ったことがあるよ!今度一緒に行きましょう!」と快く誘ってくださったので、やっとコーマル城に行くことが出来ました。

何度も何度も公式HPやコーマル城に行かれた方のブログを見ていたので、本物のコーマル城を見た時はとっても感動しました!

でも、到着して驚いたのは、その小ささ。

あれ、もっと大きいお城だと思っていたんだけど、、、想像してたよりかなり小さい。
50坪もない感じで、建物の横幅は10メートルくらいしかないのです。

後で館主の高丸さんにお話を伺ったところ、コーマル城はバランスがいいので、写真だと本物よりもかなり大きく見えるんだそう。

それって、完成度が高いということですよね。素晴らしいです。

お城の中に入ったら、まずは奥様が館内をご案内してくださいました。
奥様はとても気さくな優しいかたで、入る前の緊張感はすぐにとけ、楽しくお話を聞くことが出来ました。

コーマル城は近隣にある一般的な住宅と大きさはあまり変わらないのですが、天井は一般住宅よりも高く作ってあるので、それが広さを感じさせてくれてるとのこと。

特にブルトゥィユの間は8畳ほどの広さしかないのですが、狭さをあまり感じなくて、とても不思議な感じがしました。

館内を見せていただいた後は、喫茶室に向かいます。

喫茶室には館主の高丸さんもいらして、コーマル城について、いろいろとお話をしてくださいました。

高丸さんも奥様と同様とても気さくで優しい方でした。

高丸さんは日本で始めて公のサロン、日仏サロン文化協会を設立し、ブルトゥィユ公爵をはじめ、日仏問わず、あらゆる著名な方と交流されています。
その広い交流はお人柄の良さからくるのかしら、と尊敬せずにはいられませんでした。

こんなに優しい方たちなら、もっと早く来ればよかったと後悔しながらも、これからはイベントにちょくちょく参加させていただこうと思いました。

来年1月には「ルイ15世について語る会」や「ロココ祭り」があるそうです。

私はどちらも参加しようと思っています。

勇気がなくて、なかなか行けなかったコーマル城に連れて行ってくれた柏在住のAさん、本当にありがとうございました!

◆今回訪れたお店の詳細

シャトー・ド・コーマル (CHATEAU DE COMAL)

店名:シャトー・ド・コーマル
住所:千葉県柏市東柏1-21-15
Tel:047-167-5886
営業時間:11:00~17:00

シャトー・ド・コーマルの公式HPはこちら>>