紅茶の賞味期限と正しい保存方法
今日は紅茶の賞味期限と保管方法についてのお話です。
きちんと保管できている紅茶とそうでない紅茶は味や香りにびっくりするほど差が出てしまいます。
せっかく買った紅茶を最後までおいしく飲むために、ぜひ上手に紅茶を保管してくださいね。
◆紅茶の賞味期限
紅茶は一度買開封したら、香りや風味がどんどん飛んで抜けて行ってしまいます。
ですから、なるべく早く、おいしいうちに飲んでくださいね。
理想としては開封してから、2か月ほどで飲み切るようにしてください。
未開封の紅茶でも2年以内に飲み切るようにしてくださいね。
◆紅茶を買うときは少なめに
一度に買う紅茶の量でおすすめなのは50gです。
紅茶は新鮮なほうが美味しいので、新しい茶葉をこまめに買ったほうが、いつでも美味しい紅茶をいただけます。
私は今では紅茶を大量に買うことの方が多くなりましたが、紅茶を仕事にする前は50gのパッケージのものをよく購入していました。
缶入り紅茶だと100g以上のものが多いので、なるべく缶入りの紅茶は避け、袋入りの紅茶や量り売りの紅茶をよく購入していました。
◆紅茶の劣化の原因
紅茶は日光と湿度と酸化と臭いに弱いものです。
紅茶の茶葉は日光にあたると劣化が早いので、遮光できる容器に保管することをおすすめします。
そして、湿度と酸化と臭い移りを避けるためには、きちんと密閉できる容器に保管することがおすすめです。
遮光できて、密閉もできる「缶」は紅茶の保存に最適な容器です。
◆紅茶の保管場所
紅茶の保管場所は家の中で日光があたらない場所なら、どこでもOKです。
新鮮に茶葉を保てるというイメージがあるのか、冷蔵庫に茶葉をしまっているという話をよく聞くけれど、冷蔵庫に茶葉を保管しておくのはおすすめ出来ません。
茶葉を冷蔵庫に入れておくと、他の食材や冷蔵庫の匂いが移ってしまう可能性があったり、紅茶が湿気を帯びて美味しくない紅茶になってしまうのです。
湿気を帯びてしまうのは冷蔵庫と部屋の温度に差があるからです。
冷蔵庫から出した時に部屋の温度との差によって容器や袋に水滴がついてしまいます。
そうすると容器や袋の内側にも水滴がついてしまい、紅茶が湿気をおびてしまいます。
もちろん、冷凍庫も同じ理由で紅茶の保存には適しません。
保管場所として冷蔵庫や冷凍庫がNGなのは緑茶も中国茶も同じです。
茶葉は極端に暑いところでなければ常温保存で大丈夫。
直射日光が当たる場所やキッチンのコンロなどの火を使う場所さえ避ければ、どこに置いてもかまいません。
◆紅茶の保存例
私はキャビネットの上を紅茶を淹れる作業台として使っています。
缶に入れた紅茶の他に計量器やタイマーも置いて紅茶を淹れるのに便利なスペースにしました。
キャビネットの中には抽出用とサーブ用のティーポットが入っています。
以前はキャビネットの中に紅茶の缶を入れていたのだけれど、紅茶を選ぶのに便利なように、キャビネットの上に出してしまいました。
その時に缶がバラバラだと格好が悪いなぁと思って、思い切って同じ缶で揃えました。
缶が揃っていると、キャビネットの上に並べておいてもスッキリ感があります。
私が使っているのは合羽橋の高村製缶で購入した「パッキン缶(150g)」です。
パッキン缶は赤の他に黒と白とシルバーがあります。
私はシングルエステートやシンプルなブレンドティーのなど着香していない紅茶は赤い缶に入れて、黒にはフレーバーティー、白にはハーブティーと使い分けています。
◆通販で買える使いやすい紅茶缶
Amazonや楽天でも紅茶の保管に良さそうな缶はたくさん売っています。
形が可愛いものや、使いやすそうな缶を見つけたのでご紹介します。
<サブヒロモリ キャニスター S>
マカロンカラーの可愛いキャニスター。ピンクの他にイエロー、グリーン、ブルー、ホワイトがあります。パッキン付きの蓋なので密閉性が高くて安心です。容量は約400mlで紅茶の茶葉を入れるにはちょっと大きいけれど、ティーバッグをしまうには程よい大きさです。
<小さなティーキャニスター>
こちらも形が可愛いパイマル缶のキャニスター。小さめの缶なのでリーフの紅茶を入れるのに程よいサイズ。内蓋付きのタイプです。ホワイトの他にブラックもあり。ティーカップやティーポットのシール付きなのが紅茶好きには嬉しいです。
小さなティーキャニスター3個セット(ホワイト)※オリジナルラベル付き
<マキノ コーヒー缶>
こちらはコーヒー缶だけど、紅茶を入れるのにもピッタリの缶。私が合羽橋で購入した缶とほぼ同じ造りの缶です。パッキン付きの蓋なので密閉性が高く、開け閉めも簡単。シンプルだけど、リーズナブルな価格なので缶がたくさん欲しい方におすすめです。
いかがでしたか?
開封した紅茶を2ヶ月で飲み切るのは、なかなか難しいかもしれませんが、美味しく紅茶をいただくために、ぜひ参考にしてくださいね。
風味が落ちてしまったなと思う紅茶があったら、紅茶風呂や、紅茶の特性を活かして、除湿剤や消臭剤として使うという手もあります。
でも、せっかく買った紅茶は、なるべく早く、美味しいうちに飲んでほしいなと思います。
上手に保管して、紅茶を楽しんでくださいね!