<紅茶とお菓子のマリアージュ>ル・パティシエ・タカギのショートケーキとモンブランに合う紅茶は?
マリアージュとはペアリングとも言われ、お茶とお菓子の最適な組み合わせのことです。
スイーツを最高に美味しくいただくには、それに合った紅茶を選ぶことがとっても大切。合わせた紅茶によって、おいしさが増したり、減ったりしてしまうからです。
今日はスイーツが2種類。さて、どんなマリアージュになったでしょうか?
目次
◆今日のお店「ル・パティシエ・タカギ」とは
ル・パティシエ・タカギのシェフパティシエ高木さんは、1992年フランス三大菓子コンクールのひとつガストロノミック・アルパジョンを日本人最年少で受賞したすごい人。
その後日本に帰ってきて成城のマルメゾンやホテル西洋銀座で修行された後、2000年に「ル パティシエタカギ」をオープン。
「ル パティシエタカギ」は現在、世田谷区深沢の本店のほか青山店もあり、有名百貨店にも出店している人気店。
そして、高木さんはデパートの地下によくあるキットカットのお店「キットカット ショコラトリー」で販売されている特別なキットカットの商品開発も手掛けています。
◆今日のお菓子 その1 ル・パティシエ・タカギのショートケーキ
ひとつめのお菓子はル・パティシエ・タカギのショートケーキ。
小振りの正方形で可愛らしいケーキです。
甘さは控えめで、生クリームも結構さっぱりとしていたので、素材の味が分かる優しい美味しさ。
スポンジもいいかんじにしっとりしています。小さいけれど大満足できる美味しいショートケーキです。
◆今日のお菓子 ル・パティシエ・タカギのモンブラン
ル・パティシエ・タカギのモンブラン
お店での正式名称は「チョモランンマ」だからちょっと背が高く作ってるのかな?
濃厚なマロンクリームに、ほぼ甘さのない生クリーム、それに、さっぱりとした風味のスポンジが見事にマッチしたとっても美味しいモンブランです。
◆選んだ紅茶は、マリアージュフレールのマルコポーロ
無難にキャンディやディンブラにしておこうかなと思ったのですが、
もしかしたら、すっごい美味しい組み合わせになるのかもしれない!とひらめいてしまったので、マリアージュフレールのマルコポーロを合わせてみました。
◆マルコポーロという紅茶
マルコポーロという紅茶は、フランスの老舗紅茶店「マリアージュフレール」から出ているフレーバーティーで
マリアージュフレールの中で一番といっていいほど有名で人気のある紅茶です。
東方見聞録を書いたマルコポーロをイメージしたフレーバーがつけられていて、そのフレーバーは
“中国のフルーツとチベットの花のミックスフレーバードティー”という事以外一切公表されていません。
◆マリアージュの結果
結果は私としては大満足な結果となりました。
タカギのものでなくても、ショートケーキやモンブランはよく食べているスイーツです。
いつもならキャンディやディンブラなどのシングルエステート紅茶を合わせるのですが、今日は大好きなタカギのケーキだったので、ちょっと特別にと、普段あまり飲まないフレーバーティーを合わせました。
私はフレーバーティーはあまり好きではないのですが、このマルコポーロだけは特別。フルーツとお花の香りと紅茶の香りが絶妙なハーモニーを醸し出していて、なんとも言えないい香りがするのです。たまにふと無性に飲みたくなるフレーバーティーなのです。
フレーバーがそんなに強くないので、紅茶の風味も感じられ、フレーバーティーなのにお砂糖を入れなくても味がまとまっていて、ストレートでもミルクティーでも美味しく飲めるところがとても気に入っている紅茶なのです。
そんな大好きなマルコポーロを合わせてみたら、ショートケーキもモンブランも味に深みが出たように感じました。
マルコポーロの複雑な香りがそうさせたと思うのです。
一緒にいただいた友人も大絶賛!彼女はマルコポーロを初めて飲んだのですが、「帰りに買って帰る~」というほど気に入ってくれました。