<京都>デザートカフェ長楽館アフタヌーンティーレポート
京都の円山公園の隣にある素敵な洋館ホテル「長楽館」のなかにある「デザートカフェ長楽館」の迎賓の間でアフタヌーンティーをしてきました。
ロココ調の室内でお姫様気分を満喫♪至福の時間でした♥
大興奮だったので、いつもより長めのレポートになっています(笑)
※この記事の情報はは2020年9月のものです。
目次
◆デザートカフェ長楽館の基本情報
<場所>
京都
八坂神社、円山公園エリア
<最寄駅>
・京阪「祇園四条駅」
6番出口から徒歩10分
<ホテル情報>
開業:1965年
ミシュラン:★★★★
長楽館はたばこで財を成した村井吉兵衛が海外からの来賓のために建てて、個人的な迎賓館として利用していたそう。
竣工は1909年(明治42年)長楽館の名付け親は伊藤博文で、歴史を感じられる建物は多くの調度品と共に京都市有形文化財に指定されています。
昭和になると人手に渡り、ホテルとして生まれ変わり、本館に喫茶店(長楽館カフェ)も出来ました。
長楽館カフェは2016年のリニューアルで「デザートカフェ長楽館」に名称変更。
「デザートカフェ長楽館」は1Fと2F合わせて7つのお部屋があり、1Fのロココ調のお部屋「迎賓の間」はアフタヌーンティー専用となっています。
アフタヌーンティーは長楽館カフェの頃から提供しています。
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティー情報
アフタヌーンティーの提供時間
12:00~17:30(L.O15:30)
※アフタヌーンティーは2部制
12:00〜14:00(2時間制)・12:30〜14:30(2時間制)
15:00〜17:00(2時間制)・15:30〜17:30(2時間制)
アフタヌーンティーの価格
・アフタヌーンティーセット
¥4,840(税・サービス料込)
・アフタヌーンティーセット
(スペシャルセレクトティーセットプラン)
¥5,445(税・サービス料込)
アフタヌーンティーの最少人数
2人
アフタヌーンティーの予約
電話:075-561-0001
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティーのティーフード
<上段>
- 梨とゆずのパンナコッタ
- フランボワーズジュレとピスタチオのムース
- 季節のタルト
- 自家製焼き菓子
- 季節のフルーツ
<中段>
- プレーンスコーン
- クランベリースコーン
- クロテッドクリーム
- ルバーブのジャム
<下段>
- かぼちゃのムース
- サーモンとペコロスの香草サラダ仕立て
- 蒸し鶏とモッツァレラのカナッペ
- ハムときゅうりのサンドイッチ
<別皿>
- お愉しみの一皿
この日のお愉しみの一皿は「紫蘇のシャーベット」でした。
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティーのアペリティフ
長楽館のアフタヌーンティーのドリンクは紅茶の他にアペリティフも付いていて、こちらも好きなものを1杯だけ選べます。
- サングリア(+800円)
- アルノード・シューラン<シャンパン>(+1000円)
- ヴーヴレ・キュヴェ・ティ<スパークリングワイン>
- デュク・ド・モンターニュ<ノンアルコールスパークリング>
- エルダーフラワージンジャージュース
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティーの紅茶
<紅茶のおかわり>
おかわりOK
種類も変えられる
<紅茶のサービススタイル>
ポットサービス
<選べる紅茶の種類>
★印の紅茶はスペシャルセレクトティーセットプランのみオーダー可
クラシックティー
- ダージリン1st フラッシュ(ジッタパハール茶園)★
- ダージリン2nd フラッシュ(キャスルトン茶園)★
- アッサム2st フラッシュ(ルクワ茶園)★
- ダージリン
- アッサム
- ディンブラ
- キームン
フレーバーティー
- ローズペタル★
- アールグレイ
- ブルービードロ(サワーサップ、ジャスミン、ベルガモット)
- ウィーンの薔薇(ローズ、ジャスミン、アップル)
- 白桃アールグレイ(冷製)
ハーブティー
- ミックスハーブティーリフレッシュ★
(ラベンダー、スペアミント、マロウ) - ミックスハーブティーリラックス★
(カモミール、レモングラス、レモンバーベナ)
その他
- ブレンドコーヒー
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティーのティーウェア
◆デザートカフェ長楽館のアフタヌーンティーの感想
随分前から行きたいと思っていた長楽館のアフタヌーンティー♬
カフェは何度か利用していたけれど、アフタヌーンティーは初めてだったんです!
随分前(2000年頃)はアフタヌーンティーは宿泊の方のみの提供と聞いていて、なかなか行くことができなくて、いつかは必ず!と思っていたら宿泊しなくてもアフタヌーンティーが利用できるようになったと知り、それでもなかなかチャンスがなくてカフェの利用だけだったんです。
とにかく、念願だった長楽館のアフタヌーンティーを楽しむことができました!
このロココ調のお部屋でゆっくりアフタヌーンティーをするのが夢だったんです。行ってみて、ここが私が求める最高のアフタヌーンティースポットだと分かりました。
私はアフタヌーンティーには
①ティーフードの美味しさ
②紅茶の美味しさ
③シチュエーション(建物の外観&内装)
④美しいティーウェア
⑤心地よいサービス
の5つを求めていて、それがすべて最高のアフタヌーンティースポットはないと思っていたけれど長楽館はすべて最高でした!!!
ちょっとしつこくなっちゃうけど、本当に最高だったので1つ1つ説明しますね。
まずは①のティーフード
個々はそれぞれ美味しいのはもちろん、セイボリーとスイーツのバランスもよかったし、お楽しみの一品も嬉しかった!
どれも美味しかったけど、セイボリーではかぼちゃのムース、スイーツでは梨とゆずのパンナコッタが印象に残りました。スコーンもサックリしていて軽い食感が好みでした!
②紅茶の美味しさ
紅茶はスペシャルセレクトティーのセットにするとシングルエステートの紅茶がおかわりし放題!というのがとてもよかったです。
ファーストフラッシュとアッサムがとても美味しかった!
シングルエステートの紅茶がおかわりOKのアフタヌーンティーってパークハイアット以外にも最近は少しずつ増えてきたけど、まだまだ一般的でないから、これは紅茶好きには嬉しいです。
そして、フレーバーティーはムレスナさんのもの、こちらもお気に入りの紅茶ブランドだし、ムレスナティーがアフタヌーンティーで出てくるのはムレスナの直営店しか知らなかったからムレスナファンとしては嬉しい限り♪
③シチュエーション(建物の外観&内装)
私は紅茶教室で洋館のレッスンをしちゃうほど洋館好きなので、本物の洋館でのアフタヌーンティーは格別!!!
日本でいう洋館の定義は明治から昭和初期にかけて作られた西洋建築のことを指します。東京ではラ・メゾン・キオイやスリーティアーズ、横浜ではえの木ていが洋館アフタヌーンティーとして有名です。
洋館の様式はルネサンス様式、バロック様式、新古典様式、ゴシック様式、チューダー様式、ヴィクトリアン様式、スパニッシュ様式、アールデコ様式、アールヌーボー様式などさまざまな様式があるけれど、私が一番好きなのはバロック後期のロココ調。
でも関東ではロココ調のお部屋でアフタヌーンティーを提供しているところはないみたいで私は行ったことがないのです。
長楽館は外観はルネッサンスで、内装は日本や中華風のお部屋もあるけれど、西洋の様式としてはネオ・クラシック、アール・ヌーヴォーなどいろんな様式があるお屋敷で、私が大好きなロココ調のお部屋もあって、それがアフタヌーンティーができる応接室でした。
長楽館でロココ調なのはアフタヌーンティー専用のこの応接間だけ!
だから、以前カフェを利用した時は長楽館でもロココ調ではないお部屋だったので、長楽館でアフタヌーンティーをするのが夢だったのです!それが叶って本当に嬉しい!
さらに長楽館は調度品も本物のアンティーク!有形文化財に囲まれた空間でのアフタヌーンティーは美術館の中でアフタヌーンティーをしているようなことなので、本当に素晴らしいです!!!
そして長楽館では8名以上なら2Fの個室を貸し切ってアフタヌーンティーができるプランもあるそうなのです。ロココ調のお部屋じゃなくても、長楽館で個室アフタヌーンティーができるなんて素敵!!!いつか実現したいです!!!
夢が叶ったらまた次の夢ができてしまいました!!!
※2020年5月追記
夢叶っちゃいました♬
ちなみに2014年に訪問した時は館内を案内してもらったので、その時のお写真を載せます。迎賓の間以外も素敵なお部屋がたくさんありました!
④美しいティーウェア
アフタヌーンティーでよく使われている食器はNIKKO、noritake、NARUMIのところがほとんどなのに、長楽館はヘレンド、大倉陶園、マイセンとティーウェアが素晴らしい!
アフタヌーンティーでヘレンドが出てくるのは星のサロンとたん熊北店しか知らなかったので、こちらも感動。マイセンや大倉陶園も高級品なので使っているラウンジはとても少ないです。
ティースタンドのプレートとシャーベットの受け皿はNIKKOだったけど、ホテルでよく使われている白磁のものではなくて、格調高い装飾のパールシンフォニーでした。
⑤心地よいサービス
これはホテルのラウンジでもしっかりしているところが多いので長楽館が特別ということではないけれど、やっぱり大切な事。都内は5ツ星でも接客が悪いスタッフがいるホテルもありますからね。他がいくらよくてもサービスが悪いと気分が沈んでしまいます。
というわけで、長楽館は私的には満点のアフタヌーンティースポットでした!!!
そして、これだけ素晴らしいアフタヌーンティーなのに、都内のアフタヌーンティーよりかなり格安というのも素敵!!!
長楽館は京都に住んでいたら毎月行きたいくらいのアフタヌーンティースポットです!長楽館さん素晴らしいアフタヌーンティーを本当にありがとうございました!!!これからもずっとずっとアフタヌーンティーを続けてくださいね!!!
◆今回アフタヌーンティーに訪れたお店の詳細
デザートカフェ長楽館
住所:京都市東山区八坂鳥居前東入円山町 604 長楽館1F
TEL:075-561-0001
営業時間:11:00〜18:30(18:00 L.O.)
座席数:140席(アフタヌーンティーができる「迎賓の間」は24席)
サービス料:10%