美味しい紅茶を飲むためのティーポットの選び方
ティーバッグでも美味しい紅茶はあるけれど
やっぱり、リーフティーをティーポットで淹れたほうが
美味しい紅茶を楽しめますよね♪
ティーバッグよりもリーフティーのほうが種類が豊富だし
何より、紅茶をティーポットで丁寧に淹れることで気分も上がり
紅茶がより一層楽しめるともいます!
今日は紅茶ポット選びに悩んでいる方のお役に立てればと思って記事を書きました。
目次
◆美味しい紅茶のためにティーポットは2つ必要
美味しい紅茶を楽しむためには、ティーポットは2つ用意するのがおすすめです。
一つは「抽出用のティーポット」
もう一つは「サーブ用のティーポット」
どうして2つ必要かというと
茶液と茶葉を分けるときに、ポットが2つあると便利だから。
茶葉をお湯の中にずっといれ続けていると、紅茶の成分が出すぎて、渋くなったり雑味が出てしまい美味しくない紅茶になってしまいます。
紅茶は適度に抽出できたら、紅茶液から茶葉を取り出したいのです。
茶液の中から茶葉を取り出すのにティーポットが2つあれば、もう一つのポットに茶液を移すときに茶こしを使えば、茶葉を取り除くことができますよね。
だから、ティーポットが2つあるといいのです。
◆美味しい紅茶のための適切な抽出時間
抽出時間とは茶葉にお湯を入れて蒸らしている時間のことです。
美味しい紅茶を淹れるためには茶葉の抽出時間を守ることが大切。
紅茶の抽出時間は茶葉の大きさによって異なりますが基本は3分くらいです。
細かい茶葉なら2分くらいが適切な抽出時間になりますし
大きい茶葉なら6分や8分というものもあります。
紅茶のパッケージには適切な抽出時間の目安が書いてあるのでそれを参考にします。
◆軟水は茶葉の成分が出やすい
紅茶の成分は水の硬度によって出かたが変わります。
イギリスやヨーロッパなどは水の硬度が高いため茶葉をティーポットにいれたままにしていてもそんなに紅茶が出すぎることはありません。
でも、日本の水は軟水なので、紅茶の成分がどんどん出てしまうため抽出時間がとても大切なんです。
程よい抽出時間が過ぎたら、ポットから茶葉を取り出さないと渋くて美味しくないお茶になってしまいます。
そのために、抽出時間になったら、別のティーポットに茶液を出して抽出時間がオーバーしないようにしたいのです。
◆美味しい紅茶のためにはジャンピングが大切
ティーポットから茶葉を取り出さなくてはならないのであれば
茶こし付きのティーポットを使って、茶こしごと茶葉を取り出すことも出来ますが
茶こし付きのティーポットの場合、茶葉のジャンピングが起こりづらく
美味しい紅茶を淹れることが出来ないと私は思っているため
ティーポットを2つ用意するのが一番いい方法だと思っています。
この写真のように、ティーポットの中を茶葉がまんべんなく舞っていると美味しい紅茶ができます。
この動きはジャンピングといって、茶葉から紅茶の成分がお湯にスムーズに出るのに大切な動きなのです。
美味しい紅茶を淹れるには、ジャンピングをしっかり起こすことがとても大切なんです。
◆茶こし付きのティーポットをおすすめしない理由
茶こし付きのティーポットだと、ジャンピング出来るスペースが小さくなってしまいますよね。これではスムーズに抽出できません。
茶こし付きのティーポットでも茶こしを外して使えば大丈夫です。
もう一つのポットに紅茶を移すときに、茶こしで茶葉をこしてください。
◆美味しい紅茶を淹れるための抽出用ティーポットの条件とは
私が思う美味しい紅茶を入れることが出来るティーポットの条件は3つ
①形が丸い
②紅茶の量に合ったサイズ
③ガラス製
では、詳しく説明しますね。
①形が丸い
これはジャンピングをスムーズに行うためにです。
形が丸いと対流が効率よく起こり、美味しい紅茶が淹れられます。
②紅茶の量に合ったサイズ
これも対流をよくするためです。
1リットル用のポットで500mlの紅茶を入れたとしたら、
ジャンピングがスムーズに行われなくなってしまいますよね。
でも、500ml用のポットで500mlの紅茶を作れば
きちんとジャンピングが出来ます。
③ガラス製
ティーポットはガラス以外にも陶器や磁器のものがあって
どれを使っても、紅茶の美味しさに影響はないと思います。
それでもガラスのティーポットをおすすめするのは
ジャンピングがきちんと出来ているかを確認できるからです。
このように茶葉がきちんと広がって、抽出が進んでいる様子をみているのも楽しいのです。
◆私が持っている抽出用のティーポット
私は3つのサイズの抽出用ティーポットを持っています。
そのどれもが丸い形でガラス製のものです。
ハリオ ジャンピングティーサーバー
容量 350ml
こちらはティーカップ2杯分の紅茶を淹れるのにピッタリのサイズ。
1人で紅茶を飲むときによく使うティーポットです。
このポットは蓋の部分に茶こしが付いています。
ジャンピングを邪魔しないように茶こしが付いているところが優秀だなと思います。
レッドの他にグリーンとホワイトもあります。
ハリオ ジャンピングリーフP・500
容量 500ml
こちらはティーカップ約3杯分の紅茶を淹れるのにちょうどよいサイズ。
2人で紅茶を飲むときによく使うティーポットです。
こちらも蓋の部分に茶こしが付いています。
ハリオ コーヒー&ティーサーバー タイム
容量 1000ml
こちらはティーカップ約7杯分の紅茶を淹れられるサイズ。
もちろん茶こし付きです。
ティーパーティーをするときによく使うティーポットです。
◆サーブ用ポットは好みのものを
抽出用のポットは紅茶を美味しく淹れるためにポイントを押さえて選ぶ必要があるけれど
サーブ用のポットはどんな形のものを使っても、紅茶の美味しさに影響はありません。
サーブ用のポットはテーブルに置いたり、お客様にも見てもらえるので
ティータイムが楽しくなるように、好みのデザインのものを選んでくださいね。
◆私が持っているサーブ用のティーポット
サーブ用のティーポットもいくつか持っているので、ご紹介します。
早川シルバー東型ティーポット 2人用
こちらは洋白銀器(ニッケル・シルバー)のティーポット。
銀のような輝きですが、本物の銀ではないので黒ずまず、お手入れがらくちんです。
どんなティーカップにも合うので、よく使っているティーポットです。
ロウレイズ ティーポット 3~4人用
こちらは陶器のティーポット。
シンプルな花柄なので、いろいろなティーカップと合わせやすいです。
500mlの抽出用ティーポットの時に合わせて使うことが多いティーポットです。
ヘレンド ティーポット 5~6人用
こちらは磁器のティーポット。
ヘレンドのローズガーランドシリーズです。
見た目より容量があり、900mlくらい入ります。
1リットル入ればもっと使う頻度が上がるのになぁと思っているポットです。
ロイヤルアルバート ティーポット(大)
こちらはボーンチャイナのティーポット。
ロイヤルアルバートのミランダ・カーシリーズの大きいほうのティーポットです。
大容量で1リットル以上の紅茶を淹れることが出来ます。
ティーパーティーで大活躍するティーポットです。
私は持っていませんが、容量が450mlの小さいサイズもあります。
こちらはミントンのヴィクトリアストロベリーシリーズのポット。
こちらもお気に入りでティーカップとお揃いでそろえました。
いかがでしたか?
ティーポットは楽しいティータイムを象徴する紅茶道具だと思っているので大好きです。
美味しい紅茶を淹れるための機能的な抽出用ティーポット。
気分を盛り上げるためのお気に入りのサーブ用ティーポット。
どちらも私にとっては大切な紅茶アイテム。
ティーポットを使って紅茶を入れると、美味しい紅茶を飲める以外にも
生活を丁寧に送っている感が増すので、
私は一人で紅茶を飲むときでも出来るだけ、
ティーポットを使って紅茶を入れるようにしています。
ティーポットが好きすぎて、くどい記事になってしまいましたが
ティーポットをこれから買おうと思っている方のお役に立てたら嬉しいです。