<紅茶道具>紅茶が美味しく飲める究極のティーカップ

紅茶が美味しく飲める究極のティーカップ

紅茶のカップにはいろいろな形状があります。

その形状のことは専門的に表現すると「シェイプ」と言われています。
シェイプもデザインの一つなので、好みで選んでいる方も多いと思います。

しかし、このシェイプによって、紅茶の美味しさが変わってくると知ってしまうと、デザインだけで選んでいるのはもったいないですよね。

そこで、今日は
「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と言われている
ロイヤルアルバート社のモントローズシェイプを詳しくご紹介します。

こちらが「オールドカントリーローズ」モントローズシェイプのティーカップです。

このシェイプが「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と言われているんです。

モントローズシェイプはこのオールドカントリーローズシリーズ以外にも廃版になってしまった「フラワーオブザマンス」シリーズや「スイートラベンダー」、「モスローズ」、「ラベンダーロズ」、また白磁のシリーズでも採用されていました。

廃版になってしまった「フラワーオブザマンス」シリーズもモントローズシェイプのものがありました。
廃版になってしまった「フラワーオブザマンス」シリーズもモントローズシェイプのものがありました。
スイートラベンダーシリーズのカップ(モントローズシェイプ)
スイートラベンダーシリーズのカップ(モントローズシェイプ)
ロイヤルアルバートの白磁のカップ(モントローズシェイプ)
ロイヤルアルバートの白磁のカップ(モントローズシェイプ)

このシェイプが「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれるポイントは3つあります。

①上部が広がっている
②真ん中あたりがすぼまって、下部が膨らんでいる
③高台が付いている

では、詳しく説明していきます。

◆「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれるポイント①

カップの上部が広がっている

カップの上部がなぜ、広がっているかというと、紅茶を早く冷ますためです。

美味しい紅茶を抽出するためには沸騰したお湯が不可欠です。
理想的には95℃の熱湯で紅茶を抽出すると
その紅茶が持っている本来の美味しさがちゃんと抽出されます。

でも、そのような熱湯で淹れられた紅茶はカップに移しても
すぐには飲めないほど熱いものですよね。
少し冷まさなければ口に入れられません。

さらに、あまり熱すぎると紅茶の味もあまり感じられないのです。

口に入れて美味しいと感じる温度は個人差もありますが65℃前後と言われています。
ですから、淹れたての紅茶は早く65℃になってもらいたいですよね。
だから早く冷めるように、上部が広がっているのです。

◆「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれるポイント②

カップの真ん中あたりがすぼまって、下部が膨らんでいる

カップに入った紅茶を一気に飲んでしまうことってあまりないですよね。
紅茶はゆっくりと優雅に飲んでいただきたいお飲み物です。

ですが、先ほどもお伝えしたように、おいしい紅茶の温度は65℃ですから、
ゆっくり飲んでいると、紅茶はどんどん冷めて美味しく飲める温度ではなくなってしまいます。

45℃を下回ると渋みが目立ち、美味しくない紅茶になってしまいますから、ある程度、紅茶を飲んだら、今度は冷めてほしくないのです。

そこで、このモントローズシェイプは紅茶が冷めないように真ん中あたりがすぼまった形になっているのです。

さらに、下部がぷっくりしている形は、旨味を逃さないとも言われています。

◆「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれるポイント③

カップに高台が付いている

この高台も、紅茶が冷めない為の工夫です。
カップの下に敷いてあるソーサーは冷たいですよね。
ソーサーの冷たさが伝わらないように、高台が付いているのです。

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以上が、モントローズシェイプが紅茶が美味しく飲めるシェイプの理由です。

しかし、

さらに、もう一つ秘密があるとTeaMagazineは考えています。

◆モントローズシェイプが紅茶が美味しく飲めるシェイプのもう一つ理由

このシェイプが「紅茶を最もおいしく飲むための究極のシェイプ」と呼ばれるもう一つの理由。それは、このシェイプが縦長の形だということです。

一般的に紅茶のカップは横長のものが多いですよね。

以前「コーヒーカップとティーカップ」という記事でも紹介しましたが、
うまみを感じるのは舌の奥の方なんです。

背の低いカップよりも、背の高いカップのほうが早く舌の奥の部分に紅茶が届くので、紅茶をおいしいと感じやすいのではないかなと思っています。

アンティークのティーカップは紅茶が美味しく飲めるものが多いと言われています。どちらもアンティークのティーカップですが、やっぱり右のカップのほうが美味しく感じる紅茶が多いのです。
アンティークのティーカップは紅茶が美味しく飲めるものが多いと言われています。どちらもアンティークのティーカップですが、やっぱり右のカップのほうが美味しく感じる紅茶が多いのです。

私はダージリンが好きなので、ダージリンで形状による味の違いを比べる実験をすることが多いです。

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この日は先ほど紹介したアンティークのカップとモントローズシェイプとでダージリンの飲み比べをしました。

 

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高さを分かりやすくするために、ティーカップを横一列に並べてみました。

 

やっぱり、モントローズシェイプが一番おいしくダージリンが飲めるカップだと思いましたよ!

 

モントローズシェイプのカップをお持ちであれば、他のカップとの違いを確認してみてくださいね!

いかがでしたか?

紅茶はカップの形状で本当に美味しさが違ってきます。

ぜひ、紅茶を美味しく飲める形状のカップで紅茶を楽しんでみてください。

紅茶の種類によって、美味しく飲めるカップの形状は変わります。

モントローズシェイプはあらゆる紅茶が美味しく飲めるカップですが、特にダージリンが美味しく飲めると私は感じます。

他の紅茶でも美味しく飲めるカップが見つかったら、またこのサイトで紹介しようと思っています。

◆モントローズシェイプのカップが通販で購入できるページ