<紅茶の種類>種類によって違う紅茶の味や特徴の解説

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「紅茶の種類」と一言で言っても、種類の分け方も多岐にわたるので、複雑で分かりにくいと感じる方もいらっしゃると思います。

「紅茶の種類 」というと一般的に産地別で分けた紅茶の種類を指すことが多いです。

でも、産地別以外にも紅茶の種類の分け方はたくさんあります。

それは、「等級」、「ブレンド」、「香り付け」、「最終形状」、「飲み方」などです。


紅茶は種類の分け方もたくさんあるので、それが紅茶を難しくさせているのかもしれません。

このページでは、産地別で分けた紅茶の種類の他にも、茶葉の大きさ(等級)や
ブレンドの有無、香り付けの有無、などによって分けられる紅茶の種類を説明します。

紅茶専門店などに行くと、紅茶のメニューにダージリンやアッサムなどど書いてあります。
これは紅茶の産地の名前です。

紅茶は産地によって味や香りが異なり、産地によって紅茶の特徴が大きく変わります。
産地による紅茶の違いを知ると、紅茶をより楽しむことが出来ます。

それでは、産地別で分けた紅茶を紹介します。

◆ダージリン

ダージリン紅茶

インド北部の高産地で採れるお茶で、世界3大銘茶のひとつ。

世界3大銘茶はダージリンの他はウバ、キームンです。

紅茶専門店などではダージリンとだけ表示されている場合とダージリンファーストフラッシュ、ダージリンセカンドフラッシュなどと茶葉を採取した時期も書かれた茶葉があります。

これはその時期に採れた茶葉だけのダージリンですよ。ということです。
単にダージリンと書かれているものはダージリンのブレンド茶であることが多いです。

ダージリンの茶葉では真冬を除いて、ほぼ1年中採取され、採取される季節によって、紅茶の特徴が大きく変わるのがダージリンの面白いところです。

クォリティーシーズンと呼ばれる旬の時期に採れたダージリンはとても質が高く人気もあります。
ダージリンのクォリティーシーズンは春、夏、秋と年に3回あります。

・ダージリンファーストフラッシュ

3月から4月に採れるダージリン。春摘みとも呼ばれ、緑茶のような青々しい香りと強い渋み、淡い色合いが特徴の紅茶です。ストレートティーで飲むのがおすすめです。
ダージリンファーストフラッシュ についてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

・ダージリンセカンドフラッシュ

5月から6月に採れるダージリン。夏摘みとも呼ばれ、マスカットのようなフルーティーで華やかな香りと強い渋み、鮮やかなオレンジ色の水色(すいしょく)が特徴です。こちらもストレートティーで飲むのがおすすめです。

ダージリンセカンドフラッシ についてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

 

ダージリンセカンドフラッシュとファーストフラッシュの茶葉と水色の違い。左がセカンドフラッシュ、右がファーストフラッシュです。
ダージリンセカンドフラッシュとファーストフラッシュの茶葉と水色の違い。左がセカンドフラッシュ、右がファーストフラッシュです。

・ダージリンオータムナル

10月から11月にかけて採れるダージリン。「秋摘み」とも呼ばれ、爽やかでありながら、甘みも感じられ、渋みが少なくマイルドな味わいのダージリンです。こちらもストレートで飲むのがおすすめです。

ダージリンオータムナル についてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

・ダージリン(ダージリンのブレンド茶)

クォリティーシーズンではない雨季(モンスーンシーズン)に採れたダージリンをベースにしていることが多いです。
それゆえ、クォリティーシーズンのダージリンに比べて香りや味が劣ります。

◆ アッサム

アッサム紅茶

 

アッサムはインド北部の低産地で採れるお茶。
アッサムもダージリンと同じく、真冬を除いて、ほぼ1年中採取されます。

アッサムにも旬の時期が年に3回ありますが、時期による違いはダージリンほど明確ではありません。

アッサム紅茶の特徴はコクの深さと甘い香りです。その香りはモルティフレーバーといい、栗や芋のような芳醇な香りがします。

アッサム茶は90%以上がCTC製法という方法で紅茶が作られています。

CTC製法は葉も茎も一緒に機械でカットし丸めて作った茶葉で抽出時間が短くて済むという利点もありますが、雑味も出てしまいます。ミルクティーにすれば、雑味が抑えられるので、CTC製法のアッサムはミルクティー向けの紅茶と思いましょう。

CTC製法のアッサムの茶葉
CTC製法のアッサムの茶葉
オーソドックス製法のアッサムの茶葉
オーソドックス製法のアッサムの茶葉

ティーバッグのアッサムはほとんどがCTC製法のものです。

生産量の少ないオーソドックス製法のアッサムは高品質な茶葉で作られているため、こちらは香りを楽しむためにもストレートで飲むのがおすすめです。

もちろんミルクティーにしても美味しいのですが、せっかくなので最初の一口はストレートで飲んでみて下さいね。

アッサムにも採取された時期が明記されているものもあります。
アッサムも採取された時期によって特徴が異なります。

・アッサムファーストフラッシュ

明るめの赤褐色。
渋みとコクがあまりなく、青葉や花のようなさわやかな風味。

・アッサムセカンドフラッシュ

透明感のある赤褐色。
甘く芳醇な香り。モルティ―フレーバー
濃厚なコクがあり、力強い味わい。
1年の中で一番ゴールデンチップが多く含まれる。

・アッサムオータムナル

深みのある濃い赤褐色。
重い渋みとコクがある。
ミルクティーにぴったり。

 

アッサムについてもっと知りたい方はこちら>>

◆ニルギリ

ニルギリ紅茶


ニルギリはインド南部で採れるお茶。
柑橘系のフルーツのように爽やかでサッパリした紅茶。


味にクセがなので飲みやすく、ブレンド紅茶をつくるときにも重宝されます。


軽く淹れればストレートティー、しっかり淹れるとミルクティー向きの紅茶になり、飲み方にも汎用性が高い紅茶です。

ニルギリについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ ヌワラエリヤ

ヌワラエリヤ紅茶

 

ヌワラエリヤはスリランカの高産地で採れるお茶。

水色は淡いオレンジ色。

緑を感じる香りと花のような香りを併せ持っています。

さっぱりしていながらコクもあり、爽快な渋みのある紅茶。

セイロン茶の中では一番香の強い紅茶なので、その香りを楽しむためにストレートで飲みたい紅茶。

ヌワラエリヤについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ ディンブラ

ディンブラ紅茶

 

ディンブラはスリランカの中高産地で採れるお茶。

水色はオレンジがかった赤褐色。

適度な渋みとコクがあるバランスのよい紅茶。

スッキリとした喉ごしで、軽く淹れればストレート、しっかり淹れるとミルクティーと
その時の気分によって飲み分けられて便利です。

クォリティーシーズンに摂れたディンブラはバラのような香りを持っています。

ディンブラについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ウバ

ディンブラ紅茶

 

ウバはダージリン、キームンと並び、世界3大銘茶の一つ。

スリランカの高産地で採れるお茶。

水色は深みのある赤。

パンチの効いた渋みのある紅茶。

ウバは渋みが強く、味もしっかりしているのでミルクティー向きに紅茶ですが、クォリティーシーズンに摂れたウバはバラとメントールのような独特の香りを持っているので、その香りを楽しむためにはストレートでいただくのがおすすめです。

ウバについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ キャンディ

キャンディ紅茶

 

キャンディはスリランカの低産地で採れるお茶。

水色は輝きのある濃いオレンジ色。

ほんのり甘みを感じるクセのない紅茶。

渋みも少ないので飲みやすく、マイルドな紅茶として好まれる。
水色が美しいのでアイスティーに使われることが多い。

キャンディについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ ルフナ

ルフナ紅茶

 

ルフナはスリランカの低産地で採れるお茶。

水色は黒っぽい赤。

ちょっぴりスモーキーな香りで甘みのある紅茶。

濃厚なコクがありながら渋みが少ないので飲みやすい紅茶。

渋みが少ないので、ストレートでも飲みやすく、
コクがあるのでミルクティーにしても美味しくいただけます。

ルフナについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆ キームン

キームン紅茶

 

キームンは差―辞林とウバと共に世界3大銘茶の一つ。

中国の南西部で採れるお茶。

標準のキームンは燻したようなスモーキーな香りで味わい深い紅茶。

高級なキームンはスモーキーな香りはせず、ランの花や糖蜜、リンゴなどの甘い香りがします。
高級なキームンはその繊細な香りを楽しむためにストレートで飲みたいもの。

一般的なスモーキーなキームンはマイルドで味わい深いミルクティーになるので、ミルクティーもおすすめ。

キームンについてもっと詳しく知りたい方はこちら>>

◆茶葉の等級によって分けた紅茶の種類

紅茶は茶葉の大きさによっても分けられます。

茶葉の大きさは、「等級」、「グレード」と呼ばれるので、紅茶の品質による分け方とも思われがちですが、そうではなく、単純に大きさで分けただけで、品質の良し悪しではありません。

茶葉を大きさによって分けているのは、大きさによって抽出時間が異なるからです。

大きい茶葉は短い茶葉よりも時間をかけなくては茶液がきちんと抽出できません。
そして適切な抽出時間を過ぎると雑味が出て美味しくない紅茶になってしまいます。

だから、紅茶は同じ大きさの茶葉だけで淹れる必要があるのです。

このようなことから、紅茶の茶葉を大きさで分けることはとても重要なことなのです。

しかし、紅茶の等級は国際的な基準は統一されていないので、同じ等級でも産地によって大きさが異なることもあります。

等級はあくまで茶葉の大きさの目安としてとらえ、実際の大きさは茶葉を見て確認してください。

では、基本的な等級(グレード)を紹介していきます。

◆OP(オレンジ・ペコー)

若い芽とチップを細くよじった、大きめの茶葉
茶葉の大きさはおおよそ5mm以上
2cmを超えるものもある。

◆ BOP(ブロークンオレンジ・ペコー)

OPを細かくカットした茶葉
茶葉の大きさは1~2mmくらい

◆ F(ファニングス)

BOPよりも細かい茶葉

◆ D(ダスト)

Fよりも細かく、粉のように小さい茶葉

OPの茶葉の画像
OPの茶葉
BOPの茶葉の画像
BOPの茶葉
Fの茶葉の画像
Fの茶葉
Dの茶葉の画像
Dの茶葉

さらに、上記のような基本的な等級に形容詞的な意味合いのアルファベットが付随されて
等級として表記されているものもあります。

形容詞的な意味合いで使われるアルファベットは、茶園によって意味は違うこともありますが
だいたいは以下のような意味です。

◆F(フラワリー)

芯芽がたくさん入っている

◆T(ティッピー)

花芯がたくさん入っている

◆G(ゴールデン)

金色をしたチップがたくさん入っている

◆S(スペシャル)

すばらしい

このような形容詞的なアルファベットをプラスした等級の例

「FTGOP」

これは、金色の芯芽と花芯がたくさん入っているOP(オレンジ・ペコー)ですよ。ということです。

形容詞的なアルファベットが付いている茶葉はその茶園のスペシャルティーであることが多く、上質な茶葉だと言えます。

それから、等級とは違いますが、茶葉の形状として「CTC」というものがあります。
アッサムの紹介のところで紹介した製法です。

左からOPの茶葉、BOPの茶葉、CTCの茶葉
左からOPの茶葉、BOPの茶葉、CTCの茶葉

 

CTCという茶葉はCTC機という機械で茶葉を作ったものです。


CTCとはClush(つぶす)、Tear(引き裂く)、Curl(丸める)の頭文字をとったものです。


この機械で作った紅茶は茶葉の原型はとどめておらず、1~2mmの丸い粒状になっています。

CTCも大きさによって等級が分けられています。

◆ブレンドの仕方による紅茶の種類

ブレンド紅茶のイメージ

 

紅茶は出来上がった後、産地や収穫時期が異なる茶葉を混ぜて紅茶をつくることもあります。

それが「ブレンド紅茶」です。


これは品質を一定に保つためにイギリスで生まれた技法です。

ちなみに「ブレンド紅茶」と名乗れるのは、きちんとした技術を持ったティーブレンダーによってブレンドされた紅茶のことだけです。

家庭で紅茶を混ぜた場合は「ブレンド紅茶」とは呼ばず、「ミキシング紅茶」と言います。


一方、茶葉を混ぜないで、単一農園の同時期に採れた紅茶だけでパッケージしているものもあります。

◆ブレンドしてない紅茶(混ぜてない紅茶)

「シングルエステート」、「シングルオリジンティー」などと呼ばれます。

シングルエステートの紅茶はクオリティーシーズンに採れた紅茶がほとんど。

香りも味も完成度が高い、その茶園の最高級の茶葉が使われていることが多いので、値段も高めですが美味しい紅茶が多いです。

紅茶本来の味を存分に楽しみたい場合や、紅茶の産地の特徴を覚えるためにはシングルエステートの紅茶を飲むべきです。

ただし、紅茶は農産物なのでその年によって多少、味や香りが異なります。

その違いを感じることも紅茶の楽しみと言えます。

◆ブレンドした紅茶(混ぜた紅茶)

ブレンドティー、ブレンド紅茶と呼ばれます。

品質や価格の安定のために、いくつかの紅茶を混ぜでつくられた紅茶。

ティーブレンダーと呼ばれる専門職の人がブレンドの割合を決めています。

ブランド紅茶がいつでも味、香り、水色が一定なのはティーブレンダーさんの技術によるものです。

ブレンドによりバランスの悪い紅茶を補うことが出来るのでシングルエステート紅茶よりも安価であることがほとんどです。

 

ブレンドティーの名前は各メーカーによってさまざまですが、よくあるブレンド名には傾向があるのでご紹介します。

・イングリッシュブレックファスト

ミルクティーに合うようにブレンドされたものが多い。
コク、渋み共にしっかりしたものが多い。

・アフタヌーンブレンド

こちらもミルクティー用にブレンドされたものが多いですが、
イングリッシュブレックファストよりもさっぱりしていることが多いです。
アッサムやセイロンなどのミルクティーに合う紅茶にダージリンが入っているものが多いです。

・ロイヤルブレンド

こちらもミルクティー用のブレンドのことが多いです。
そしてロイヤルと名が付くブレンドティーにはキームンが使われていることが多いです。

 

ブレンドティーはイギリスの紅茶が有名です。
イギリスの紅茶メーカーの代表的なブレンドティーを4つ紹介します。

・リプトン

「イエローラベル」が有名。
リプトンは紅茶を販売する土地のお水を調べて、そのお水で沸かしたお湯で紅茶を抽出したときに一番おいしくなるようにと、同じイエローラベルでも国によってブレンドの比率を変えています。

・トワイニング

 

トワイニングのセイロンオレジペコの画像

 

トワイニングのブレンドティーは「オレンジペコ」が有名。正式名称は「セイロン オレンジ ペコ」です。
セイロン紅茶のみのブレンドで色、味、香りのバランスがとれた紅茶で、クセのない紅茶らしい紅茶です。

 

・ハロッズ

ハロッズ イングリッシュブレックファストの画像

 

ハロッズのブレンドティーは「ヘリテージ No.14 ブレンド」が有名です。別名は「イングリッシュブレックファスト」。
ダージリン・アッサム・セイロン・ケニアのブレンド紅茶。
ミルクティー用のブレンドです。

・フォートナム&メイソン

フォートナム&メイソンのロイヤルブレンドの画像

 

フォートナム&メイソンのブレンドティーは「ロイヤルブレンド」が有名です。
アッサムとセイロン茶のブレンドティーです。


フォートナム&メイソンのアップルパイは「ロイヤルブレンド」で煮込んだリンゴが使われています。

◆香り付けによって分けた紅茶の種類

紅茶は出来上がった後に、香りを人工的につけているものもあります。

人工的に香りをつけていない紅茶と人工的に香りをつけた紅茶を区別するための名称もあるので紹介します。

◆ 人工的に香りをつけていない紅茶

スタンダード紅茶 、ノンフレーバーティー、ピュアティーなどと呼ばれます。
紅茶本来の香りが楽しめます。

◆ 人工的に香りをつけた紅茶

フレーバー紅茶、フレーバーティー、フレーバードティーなどと呼ばれます。
日本ではフレーバーティーで通じますが、英語にするとフレーバードティ―が正しいので海外ではフレーバードティ―と言わないと通じないこともあります。

アールグレイはフレーバーティーの一種です。
ベルガモットの香りを付けたフレーバーティーのことを「アールグレイ」と名付けているメーカーが多いです。

アールグレイについて詳しくはこちら>>

 

ベルガモットの果実。ベルガモットはビターオレンジとマンダリンオレンジの交雑種
ベルガモットの果実。ベルガモットはビターオレンジとマンダリンオレンジの交雑種

 

フレーバーの付け方はドライフラワーやドライフルーツを紅茶に混ぜて香りを付けるものと、フレーバーオイルを茶葉に吹きかけて付けるものがあります。

ドライフラワーやドライフルーツを紅茶に混ぜたものはフレーバーが柔らかく紅茶の風味も感じられます。

フレーバーオイルを茶葉に吹きかけたものはフレーバーの香がきついものが多く、茶葉の風味が損なわれてしまっているものが多いです。

フレーバーティーはフランスのものが有名です。
フレーバーティーが有名なフランスの紅茶ブランドを4つ紹介します。

・マリアージュフレール

「マルコポーロ」が有名。
中国のフルーツとチベットの花のミックスフレーバードティー

マリアージュフレールのマルコポーロの画像

 

・二ナス

「マリー・アントワネット」が有名。
薔薇とリンゴのフレーバーティー

ニナスのマリー・アントワネット紅茶

 

 

・クスミティ

柑橘系のフレーバーティーが有名。
特に「プリンス・ヴラディーミル」、「アナスタシア」などロシアの王族の名前が付いた紅茶が人気です。
 

クスミティーの写真
上段の水色の缶が「プリンス・ヴラディーミル」、その左となりの缶が「アナスタシア」です。

 

 

・ダマンフレール

「グールース」が有名。
フランス風にアレンジしたアールグレイです。


ダマンフレールのフレーバーティーはすべて天然香料というわけではありあせんが、上質な材料を使い、やさしいフレーバーになるように作っているそうです。

 

ダマンフレールの紅茶

◆茶葉の最終形状で分けた紅茶の種類

紅茶の種類は最終形状でも分けられます。
茶葉そのままのものと、ティーバッグになったものです。

◆ リーフティー

茶葉そのままの状態で容器に入っているもの。
缶入り、袋入りのものが多いですが、陶器の入れ物や瓶に入ったものもあります。
容量のバリエーションは25g、30g、50g、100g、125g、250gなど


紅茶は一度開けてしまうと風味がどんどん損なわれて行ってしまうので、少量の紅茶をこまめに買うのがおすすめです。

◆ ティーバッグ

紅茶が簡単に入れられるように、お湯に浸せる袋に入れて小分けしたもの。
日本では持ち手付きのティーバッグが多いですが、イギリスでは持ち手のついていないティーバッグのほうがメインです。
持ち手のついていないティーバッグはティーポットに入れて使います。

いろいろなティーバッグ
持ち手付きのティーバッグ
持ち手のないティーバッグ
持ち手のないティーバッグ
Ty-phooのティーバッグ
Ty-phooのティーバッグ
PGtipsのティーバッグ
PGtipsのティーバッグ
Bewleysのティーバッグ
Bewleysのティーバッグ

◆飲み方やアレンジの仕方による紅茶の種類

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紅茶は飲み方によっても種類分けできます。

◆ ストレートティー

紅茶に何も入れずに飲むのみ方。ブラックティーとも呼びます。

◆ アレンジティー

紅茶に何かを入れて飲む飲み方。いろいろなアレンジティーがあるので代表的なものを紹介します。

・ミルクティー

代表的なアレンジティー。イギリスでは95%の紅茶がミルクティーで飲まれるそうです。

ミルクティーの画像

 

 

・ロイヤルミルクティー

明確な定義はありませんが、ミルクの分量が多いミルクティーのこと。
一般的には50%以上がミルクだとロイヤルミルクティーと呼ばれます。

ロイヤルミルクティーについて詳しく書いている記事はこちら>>

 

ミルクティーの画像

 

・チャイ

鍋で煮出してつくったミルクティーに砂糖とカルダモン、ブラックペッパー、シナモンなどのスパイスを入れたもの。
インド北部でよく飲まれています。

 

チャイの画像

 

 

・レモンティー

紅茶にレモンを入れたもの。
アメリカが発祥と言われています。同じくアメリカが発祥と言われるアイスティーのレシピが掲載された最古の本「 Housekeeping in Old Virginia」(1879年出版)では、アイスティーにはレモンを入れると美味しくなるとの記載があります。 

レモンティーの画像

 

 

・ロシアンティー

日本ではジャムを入れた紅茶のことと広まっていますが、ロシアでは紅茶にジャムを入れるのではなく、ジャムを食べながら紅茶を飲むこと。


さらにイギリスではロシアンティーというとレモンティーのことを指す場合もあります。
これはヴィクトリア女王がロシア皇帝ニコライ2世に嫁いだ孫娘アレクサンドラに会いに行ったときに、出された紅茶にレモンが入っていたことによるものです。

 

ロシアンティーのジャム

 

・モルドワインティー

クリスマスの時期にイギリスやヨーロッパでよく飲まれているアレンジティー。
モルドワインとはスパイスやフルーツの入ったホットワインのこと。そのモルドワインを紅茶で割ったのがモルドワインティーです。

モルドワインティーの作り方はこちら>>

モルドワインティー

いかがでしたか?
紅茶の種類はたくさんあって、ここではすべては書ききれません。

特に紅茶の産地はここにあげたインド、スリランカ(セイロン)、中国以外にも
ケニヤ、インドネシア、トルコ、ベトナム、そして日本などたくさんの国で作られています。
日本では最近紅茶作りが盛んで、新しい和紅茶がどんどん作られています。

そして紹介したインド、スリランカ(セイロン)、中国でもこのページで紹介した以外にも産地はたくさんあります。

ですから、すべて紹介するのは難しいのですが、基本的なことは紹介できたと思います。

紅茶は種類がたくさんあり、その中で自分の好みのものを探すのも楽しいですし、
飲んだことがない紅茶に出会って、それがどんな味か想像して、実際に飲んでみたり、
さらにアレンジティーのレシピを自分で考えるのも楽しい飲み物です。

いろんな飲み方、そして、いろんな楽しみ方がある紅茶。

紅茶の楽しみ方は人それぞれ、ご自分に合った紅茶の楽しみ方で、もっと紅茶を好きになってくれる人が増えたらとっても嬉しいです。

皆様もいろんな紅茶をいろんな飲み方で楽しんでみてくださいね!