本気で紅茶のテイスティングが正確に出来るようになりたい方へ

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紅茶の味の違いが分かるようになるために、以前テイスティングの攻略方法の記事を書きましたが、私が紅茶の味の違いが分かるようになるためにしたことは、紅茶のテイスティングだけではなく、自分の舌を大切にすることでした。

かなりマニアックな記事になりますが、本当に紅茶の違いが正確に分かるようになりたい方にはぜひ知っていただきたい「舌にある味覚のセンサー味蕾」のことと「歯磨き粉の怖さ」についてお伝えいたします。

◆舌にある味覚のセンサー「味蕾(みらい)」とは

味を感じるのは口の中にある舌ですよね。

舌のどの部分で味を感じるかというと、舌にあるボツボツとした部分で味を感じているのです。

その部分は味蕾(みらい)という器官です。


味蕾(みらい)は舌以外にも口蓋、咽頭、喉頭にもあります。

人は全部で約6,000個の味蕾を持っていると言われており、そのうち約5,000個が舌にあります。

◆味蕾は傷つきやすい

味蕾は刺激物の摂取や喫煙によって傷つくと、味を感じにくくなります。

味蕾を大切にしているティーブレンダーさんは喫煙はもちろんしませんし、刺激の強い食べ物、辛い食べ物も食べないようにして味蕾の感度が鈍らないようにしています。

そして、あまり知られていませんが、歯磨き粉によっても味蕾は傷つきます。

粗悪な発泡剤を使用している歯磨き粉を使用していると味蕾は傷つき、味の違いが分からなくなってしまいます。


歯磨きをした後にものを食べると味がおかしく感じた経験がある方は多いと思います。

それは、味蕾が傷ついてしまったために、起こる現象です。

◆味蕾を傷つける歯磨き粉

歯磨き粉に入っている「発泡剤」にはいろいろな種類があり、すべてが悪いとは言い切れませんが、スーパーやドラッグストアで売られている一般的な歯磨き粉によく使われている「発泡剤」にはとても悪いものがあります。

それは「ラウリル硫酸ナトリウム」です。

「ラウリル硫酸ナトリウム」は
「ラウリル硫酸Na」、「ラウリル硫酸塩」などとも表記されます。


「ラウリル硫酸ナトリウム」は発がん性物質なのではないかと危険視されている成分です。

日本では厚生労働省や東京都立環境衛生研究所の調査によって安全であると発表されていますが、海外では若年層は使っていけないと法律で決められている国もあるくらい危険視されている成分なのです。


本当に発がん性物質なのかは分かりませんが、味蕾を傷つけていることは、食べ物の味が変わることから明白なので、「ラウリル硫酸ナトリウム」が入っている歯磨き粉は使わないほうが良いと思います。


「ラウリル硫酸ナトリウム」入りの歯磨き粉を使って、味覚に変化があっても、しばらくすれば味覚が元に戻るので安心してしまいがちですが、

「ラウリル硫酸ナトリウム」入りの歯磨き粉を毎日使い続けていると、どうしても味蕾は劣化してしまいます。


繊細な紅茶の味の違いを分かるためには、味蕾の劣化は避けたいものです。

◆歯磨き粉に入っている合成香料にも注意

そして、もうひとつ歯磨き粉で注意していただきたいのは、香りの強い合成香料を使用している点です。


合成香料は通常の食べ物にも使われていますが、歯磨き粉に使われている合成香料はとても香りが強いものが多いです。


合成香料は多少であれば臭覚に異常を起こすものではありませんが、
強い香りの合成香料を日々口に入れ続けると、臭覚を鈍らせてしまいます。

強い香りの合成香料を使いすぎると、微妙な香りの違いは分からなくなってしまうのです。

だから、紅茶の繊細な味や香りの違いが分かりたかったら、香りが強い合成香料を使っている歯磨き粉の使用も避けるべきです。

◆本気で紅茶のテイスティングが正確に出来るようになるためのまとめ

  • 「ラウリル硫酸ナトリウム」の入った歯磨き粉は使わない。
  • 強い香りの合成香料の入った歯磨き粉は使わない。
  • 合成香料が使用されている食べ物はなるべく食べない。

いかがでしたか?

日ごろ何気なく使っている歯磨き粉がこんなに悪い影響を及ぼしていることは、あまり知られていないように思ったので、こんな記事を書きました。

私はこの事実を知ってからは、歯磨き粉にすごく注意しています。

「ラウリル硫酸ナトリウム」と「合成香料」の入った歯磨き粉は使わないようにしているのですが、市販されている歯磨き粉はこの両方が使われているものがほとんどです。

大きいドラッグストアやオーガニック商品をおいてあるお店に行けば「ラウリル硫酸ナトリウム」を使用していない歯磨き粉は見つかるのですが、合成香料を使っていない歯磨き粉はなかなか見つからなくて苦労しました。

今は通販で「ラウリル硫酸ナトリウム」と「合成香料」のどちらも使っていない歯磨き粉を見つけたので、それを愛用しています。

私が愛用している歯磨き粉は「モンモリロナイトと銀と水の歯みがき」。

この歯磨き粉はamazonからも購入できます。

【Designed by KURUMU】モンモリロナイトと銀と水の歯みがき〈歯磨き〉70g

この歯磨き粉には水と銀とモンモリロナイトという粘土しか入っていないので、安心して使っています。

この歯磨き粉は泡立ちが少なく、香りもないので最初は物足りない感じもしましたが、慣れてしまったので平気になりました。

そして、慣れると泡立ちが少ないほうが歯がよく磨けて、いいのかな?なんて思うようにもなりました。

この歯磨き粉を使うようになってからは、味覚や臭覚が鋭くなったようで、紅茶の違いはもちろん、いろいろな食べ物の味の違いも分かるようになりました。

天然の素材だけで作っているケーキと、香料を使っているケーキの美味しさの違いも分かるようになりました。

添加物にも敏感になってしまって、コンビニで売っているおにぎりや菓子パンは苦く感じるようになってしまいました。

その他にも今まで普通に食べていたものが、まずいと感じることも多くなってしまいましたが、身体に悪いものが分かるようになったんだと思います。

ちょっと、紅茶から外れてしまいましたが、紅茶の味の違いが分かるようになりたいというところから、体のことを考え始め、体に良くないものは食べない使わないと思うようになり、結果的にはとても良いことだと思っています。

紅茶によって、日々の生活を丁寧に送るようになり、今では自分の体も大切にするようになりました。

紅茶がきっかけで、こんなに意識が変わると思っていなかったので驚きですが、改めて紅茶に出会ってよかったな、なんて思っています。

本気で紅茶の違いが分かるようになりたい方は、ぜひ歯磨き粉選びも慎重にしてみてくださいね!