<お菓子と紅茶のマリアージュ>JERRY’S PIESのミンスパイに合う紅茶は?
「マリアージュ」とは飲み物と食べ物の組み合わせのことで「ペアリング」とも呼ばれます。
スイーツと紅茶を最高に美味しくいただくには、そのスイーツに合う紅茶を選ぶことがとっても大切。
合わせた紅茶によって、おいしさが増したり、減ったりしてしまうからです。
今日のスイーツはJERRY’S PIES(ジェリーズ・パイ)の「ミンスパイ」です。
さて、どんなマリアージュになったでしょうか?
◆今日のお店「JERRY’S PIES」とは
ジェリーズ・パイは2006年にオープンした英国伝統のパイの専門店。
ジェリーズ・パイは冷蔵で3日、冷凍すれば3か月も持つのでお取り寄せとしても人気。
三越の英国展にも出店し本格的な英国のパイが手軽に楽しめると好評を得ています。
もともとはイギリス人のジェリー・オドネルさんが開いたお店だけど、現在のオーナーは日本の方。でもジェリーさんのレシピに忠実に基づいてパイを作っています。
ジェリーズ・パイではミンスパイのようなスイーツパイのほか、おかずにもなりそうなミートパイも扱っています。
◆今日のスイーツ JERRY’S PIESの「ミンスパイ」
今日のお菓子はJERRY’S PIESの「ミンスパイ」。
ミンスパイはイギリスではクリスマスによく食べられるドライフルーツやナッツを使ったパイ。
ミンスミートパイとも呼ばれます。
ミンスミート (mincemeat) とはみじん切りにしたお肉のことで、ずいぶん昔はお肉も加えられていたことから、そう呼ばれ、現在のミンスパイにはお肉が入っていないけれど、名前はそのまま残りました。
現在のミンスパイには「スウェット」という牛の脂を使ったものも多いので、それはお肉を使っていたころの名残なのかしらとも思います。
ジェリーズのミンスパイはスウェットは使わず、リンゴとレーズンにスパイスのクローブを加えラム酒で煮込んだものがパイの具材となっています。
◆選んだ紅茶は「ルフナ」
ミンスパイはスパイスの風味が豊か。合わせる紅茶もスパイシーなものに合うように、ちょっとクセのあるものがピッタリ。
というわけで、ちょっぴりスモーキーなルフナを合わせることにしました。
スモーキーな紅茶といえばキームンもそうだけど、味のしっかりついたミンスパイにはコクのあるルフナのほうが相性がよさそうです。
◆マリアージュの結果
ジェリーズのミンスパイとルフナの相性はとっても良かったです。
イギリス人はミルクティーと一緒にミンスパイを食べる人が多いけど、私はストレートのルフナもミンスパイに合うなぁと思いました。
ミンスパイは味がしっかりしているので、ストレートのほうがさっぱりと楽しめると思ったからです。
イギリスではクリスマスから1月6日の12節までのクリスマス期間中にミンスパイを毎日一個食べると幸せになるという言い伝えがあるそうです。(だからハリーポッターもミンスパイを1ダースも贈ってもらっていたんですね。)
毎日ミンスパイを食べ続けるなんて、ちょっと飽きてきそうだけど、クリスマス気分を味わうために毎年1個くらいは食べたいな。
◆今日のお店の詳細
JERRY’S PIES(ジェリーズ・パイ)
所在地:京都府京都市右京区嵯峨天龍寺瀬戸川町6-7
最寄駅:JR線嵯峨嵐山駅
TEL:075-862-3321
営業時間:10:00~18:00
定休日:水曜日
ミンスパイ
1個378円(税込)