＜お菓子と紅茶のマリアージュ＞フレデリック・カッセルのフルール・ド・シュロに合う紅茶は？

マリアージュとはお茶とお菓子が引き立つ、最適な組み合わせのことです。

スイーツを最高に美味しくいただくには、それに合った紅茶を選ぶことがとっても大切。合わせた紅茶によって、おいしさが増したり、減ったりしてしまうからです。

今日のスイーツはフレデリック・カッセルの夏季限定のケーキ「フルール・ド・シュロ」です。

さて、どんなマリアージュになったでしょうか？

◆今日のお店「フレデリック・カッセル」とは

フレデリック・カッセルはフランスのパティスリー。
本店はフランス最大の宮殿として知られるフォンテーヌブローの近くに1994年にオープンしました。

パリでも大人気のフレデリック・カッセルはショコラティエであるとともにパティシエでもあり、スペシャリテである「ミルフイユ・ヴァニーユ」はイルドフランスのコンテストで「ベストミルフィーユ」にも選ばれた逸品です。

定番のスイーツの他、毎月「今月のインスピレーション」と題してテーマに沿ったスイーツを期間限定で発表しています。

◆今日のスイーツ　フレデリック・カッセルの「フルール・ド・シュロ」

今日のお菓子はフレデリック・カッセルの「フルール・ド・シュロ」。

フルールはお花、シュロはエルダーフラワーのことです。

「フルール・ド・シュロ」はシュトゥルイゼルの上に、アーモンドのビスキュイとエルダーフラワーのジュレとチェリークリームを包んだサクランボのムースを乗せたケーキ。トップにはチェリーのコンポートが乗っています。

シュトゥルイゼルとは、そぼろのようにポロポロとした形状のことで、バター、小麦粉、砂糖などを合わせた甘い生地です。

◆選んだ紅茶は「ディンブラ」

◆ディンブラという紅茶

フレデリック・カッセルの「フルール・ド・シュロ」とディンブラの相性

「フルール・ド・シュロ」とディンブラはとってもいい組み合わせでした。さすが紅茶の優等生です。

フルール・ド・シュロはやっぱり味がしっかりしているスイーツだったので、ディンブラに合わせても、味が劣ることなく、美味しく味わえました。

ストレートとミルクティー両方で試してみたけど、ストレートのほうが、チェリーの甘酸っぱさを堪能出来て美味しかったです。

「フルール・ド・シュロ」に合いそうな、その他の紅茶

ダージリンオータムナル

フルール・ド・シュロはとてもフルーティーなスイーツなので、ストレートの紅茶と合わせるのがベストだともいます。そして、爽やかな香りと甘酸っぱさを楽しむなら、さっぱりしていて、香りがクリアな紅茶が合いそうです。
という訳で思い浮かんだのはダージリン！

香りだけなら、セカンドフラッシュも合いそうだけど、セカンドフラッシュよりも渋みが控えめなオータムナルのほうが、このスイーツに合わせやすそうに感じました。

フルール・ド・シュロは7月のインスピレーションだったのだけど、8月後半でも店頭に並んでいました。お店の方に伺ったら人気があるスイーツで、よい素材があるときは月をまたいでもケーキを提供することがあるそうです。

気になっていたけど、購入する機会を逃していたので、見つけた時はとっても嬉しくなりました！

フレデリック・カッセルは他のお店にない組み合わせのスイーツがいっぱいあるから、毎月チェックしているのだけど、これは買い逃していたんですよね！

初めての組み合わせだったけど、とても美味しかったです！

チェリーのムースは甘酸っぱいところが、カシスのムースに似ているけれど、カシスほどは酸っぱくなくて、チェリー独特のなんともいえない香りで美味しくて、そこにエルダーフラワーが加わっているので、優しい香りと甘さが加わっている感じ。

とっても美味しいけど、表現が難しい・・・

どう表現しようかなと思いながら、食べていたら、あっという間になくなっちゃって、食べ終わったばかりなのに、また食べたい！という気持ちになりました！

すぐ食べ終わっちゃうのも、食べ終わって、すぐに食べたくなるのも
めちゃめちゃ美味しかったという証拠だから、とても私好みのケーキだったということは間違いないです！

来年も販売されたら、絶対食べようと思いました！！！