<紅茶レシピ>夏バテ時におすすめ!キャンブリックアイスティーの作り方

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今日はキャンブリックアイスティーのレシピの紹介。

TeaMagazineでは以前もキャンブリックアイスティーの作り方をお伝えしていましたが、何度も作っているうちに、作り方が変わったので、新しい作り方をご紹介します。

◆キャンブリックティーとは

キャンブリックティーは、イギリスで古くから飲まれている紅茶にミルクとハチミツを入れたシンプルなアレンジティーのこと。

キャンブリックとは亜麻のことで、主に寒冷地帯に育ちます。
亜麻の茎は繊維として、実は油として使われます。今、美容業界で大流行の亜麻仁油はこの亜麻の油のことなんですね。

亜麻と言えば「亜麻色の髪の乙女」という歌があるように「亜麻色」という表現があります。
どんな色かというと、亜麻の茎で作った繊維の色のような髪、簡単に言ってしまうと、ベージュ色のことです。

その亜麻色が、今日紹介するキャンブリックティーの色。

紅茶にハチミツを入れるとハチミツの中の鉄分と紅茶の中のタンニンが結びつき、水色が黒っぽくなります。
そこに、ミルクを加えると亜麻のようなベージュ色になることから名づけられました。

ホットで飲んでもとっても美味しいのですが、私はこの暑い時期にはアイスティーにして飲むのをおすすめします。

夏バテなどで食欲がない時に飲むと、すぐに元気になれるんですよ!

キャンブリックアイスティーを作るのに必要な道具と材料
キャンブリックアイスティーを作るのに必要な道具と材料

◆キャンブリックティーの材料

  • 茶葉(ルフナ、アッサム、セイロンブレンドなどミルクティー向きのもの)
  • はちみつ
  • 水道水
  • ミルク(低温殺菌牛乳、高温殺菌牛乳のどちらでもOK)

◆キャンブリックティーの作り方(グラス2杯分)

(1)お湯を沸かす

やかんに汲みたての水道水を入れ、火にかけて沸かします。
Tea Magazineではいつもお伝えしていますが、紅茶を淹れる時は汲み立ての水道水を使ってください。

汲みたての水道水は酸素がたっぷり入っています。

酸素がたっぷり入った新鮮なお水を使わないと茶葉がジャンピングせず、茶液の抽出が上手にできません。
ペットボトルのお水を使う時は、ボトルを振って空気を含ませてから使ってくださいね。

やかんでなくティファールの様な電気ケトルでもOKです。
やかんでなくティファールの様な電気ケトルでもOKです。
500円玉大の泡が出てくるまで、しっかりと沸騰させます。
500円玉大の泡が出てくるまで、しっかりと沸騰させます。

(2)ティーポットを温める

ティーポットにお湯を入れて温めておきます。

ティーポットを温めるのは、お湯が冷めるのを防ぐためです。紅茶は95度以上の熱湯でないと、きちんと抽出できないからです。

ティーポットが温まったら、ティーポットに入れたお湯を捨てます。

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(3)茶葉をティーポットに入れる

2人分の茶葉6gをティーポットに入れます。

茶葉は量りで正確に測るのをおすすめしますが、量りがなければティースプーンで量ってください。

茶葉6gはティースプーンおよそ2杯分の量。
小さい茶葉は小盛りで2杯、大きい茶葉は大盛りで2杯です。

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(4)ティーポットに熱湯を注ぐ

ティーポットに熱湯を約100ml入れ、すぐに蓋をして8分蒸らします。


きれいな亜麻色で美味しいキャンブリックティーを作るコツは、濃い目の茶液。

少なめのお湯に、通常の紅茶よりかなり長い蒸らし時間でじっくりと茶液を抽出します。
タイマーを使ってしっかり8分待ちましょう。

熱湯100mlをティーポットに注ぎます。
熱湯100mlをティーポットに注ぎます。
2杯用のティーポットで100mlはこのくらいの量です。
2杯用のティーポットで100mlはこのくらいの量です。

(5)はちみつをお湯で溶かす

はちみつ小さじ2~3杯を適当な容器に入れ、少量のお湯で溶かします。
はちみつの量はお好みで調節してくださいね。

はちみつをお湯で溶いておきます。
はちみつをお湯で溶いておきます。

(6)容器に氷を入れる

アイスティーを作る準備をしておきます。

今回はティーポットを使っていますが、ピッチャーなどでもOKです。
今回はティーポットを使っていますが、ピッチャーなどでもOKです。

(7)茶液をよくかき混ぜる

紅茶を8分蒸らしたら、茶液をよくかき混ぜて濃さを均一にしておきます。

蒸らし終わった茶液はよく混ぜてください。
蒸らし終わった茶液はよく混ぜてください。

(8)氷を入れた容器に茶液を注ぐ

最後の一滴まで残さず注ぎ、すぐにかき混ぜます。

通常のアイスティーの作り方では、ゴールデンドロップ(最後の一滴)はしっかり取りません。紅茶が白く濁るクリームダウンを防ぐためです。

でも、キャンブリックティーは茶液を濃く作るのが特徴なのと、ミルクを入れるので白く濁っても見た目が変わらないため、ゴールデンドロップまでしっかり取ります。

氷を入れた容器に茶液を注ぎます。
氷を入れた容器に茶液を注ぎます。

(9)ハチミツを入れる

次にお湯で溶かしておいたハチミツを入れます。

ハチミツの量はお好みで調整してください。

この時点でかなりクリームダウンが起こっていますが気にしなくて大丈夫です。
この時点でかなりクリームダウンが起こっていますが気にしなくて大丈夫です。

(10)ミルクを入れる

次にミルクを150ml入れます。

さっぱり目のお味がお好みの方は低温殺菌牛乳で、こっくり濃厚な味わいがお好みの方は高温殺菌牛乳で作ってみてください。

通常のミルクティーを飲むときは紅茶の風味を損なわないために、低温殺菌牛乳をおすすめしていますが、キャンブリックティーは高温殺菌牛乳でも大丈夫です。
キャンブリックティーは茶液を濃く作り、ハチミツも使用しているので、高温殺菌牛乳でもあまり風味を損なわないのです。

 

最後にミルクを入れます。
最後にミルクを入れます。

(11)よくかき混ぜる

全ての材料を入れたら、よくかき混ぜてください。

よくかき混ぜます。
よくかき混ぜます。

(9)グラスに注ぐ

氷はお好みで入れてください。

私は味が薄くなるのが嫌なので、いつもはグラスに氷を入れませんが、キリッと冷たくしたキャンブリックティーが飲みたいときは氷を入れます。

 

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亜麻色のキャンブリックティーの出来上がり
亜麻色のキャンブリックティーの出来上がり

◆キャンブリックティーのはちみつについて

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今回のはちみつはHACCHI(ハッチ)のホワイトクローバーはちみつを使用しました。
このハチミツは紅茶が黒っぽくならないので、アレンジティーを作るときによく使っているものです。

 

はちみつの風味をもっと楽しみたいという方は、色の濃い「百花蜜」がおすすめです。

「百花蜜」は複数の花から採れるはちみつで奥深い味わいがあります。薄い色の
「百花蜜」よりも濃い色の「百花蜜」のほうが味にパンチがあるのでキャンブリックアイスティーによく合います。

 

夏バテ対策用にキャンブリックアイスティーを作るなら、マヌカハニーをおすすめします。
少しお値段は張りますが、優れた抗菌性を持ち、薬や健康食品として使われる特別なはちみつです。のどの痛みを和らげる効果もあります。

マヌカハニーとても稀少なので、1瓶で5,000円(!)くらいするのですが、お試しで安価で購入できるお店もあります。

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いかがでしたか?
私は元気がない時や、エアコンをつけっぱなしで寝てしまって、のどが痛いときなんかにキャンブリックアイスティーを飲みます。

私ははちみつ好きでもあるので、はちみつをいつも数種類持っているので、その時の気分によってはちみつを使い分けたりして楽しんでいます。

茶葉はルフナを使うときが多いです。次によく使うのはアッサムです。

キャンブリックアイスティーは茶葉やはちみつを変えると味に変化が出てるので、いろいろなバージョンを作って楽しんでいます。