<お菓子と紅茶のマリアージュ>ピエール・エルメ・パリのサラに合う紅茶は?

ピエール・エルメのケーキ「サラ」と紅茶

 

「マリアージュ」とは紅茶と食べ物の組み合わせのことで「ペアリング」とも呼ばれます。

スイーツを最高に美味しくいただくには、それに合った紅茶を選ぶことがとっても大切。
合わせた紅茶によって、おいしさが増したり、減ったりしてしまうからです。

今日のスイーツはピエール・エルメ・パリの「サラ」です。

さて、どんなマリアージュになったでしょうか?

「ピエール・エルメ・パリ」とは素材にこだわり独特な組み合わせのフレーバーを次々と発表し「パティスリー界のピカソ」(ヴォーグ誌)、「キッチン・エンペラー」(ニューヨーク・タイムズ紙)、「現代パティスリーの王」(ザ・ガーディアン紙)などと賞賛されるパティシエ&ショコラティエのピエール・エルメ氏によるブランド。

世界的に有名なパティスリーですが、1号店はパリではなく日本。ホテルニューオータニに1998年に出店したのが始まりです。パリ店は2001年のオープンでした。

ピエール・エルメでは独特な組み合わせのフレーバーを発表していて、有名なのはイスパハン(バラ、ライチ、フランボワーズ)ですが、それ以外にもSatine(サティーヌ)やEnvie(アンヴィ)などたくさんのフレーバーがあります。

イスパハン以外のものはいつでも店頭に並んでいるわけではなく、月替わりでフレーバーのテーマを決め、そのフレーバーをパティスリー(生ケーキ)や焼き菓子やマカロンで展開しています。それを「好きで好きでたまらない」という意味を持つFetish(フェティシュ)と表現しています。

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こちらは店頭にある今月のFetish(フェティシュ)の紹介。

2019年9月11日~10月22日に開催されているのはFetish Marron (マロン) です。

◆今日のスイーツ ピエール・エルメ・パリの「サラ」

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今日のお菓子はピエール・エルメ・パリの「サラ」。

サラ(Sarah)はマロンとアーモンド入りビスキュイの生地に抹茶風味ホワイトチョコレートガナッシュとマロンのクリームを挟み、まわりにパッションフルーツのジュレをあしらったケーキ。

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サラは主張の強そうな素材を組み合わせてはいるけれど、不思議と調和がとれているところが、さすがピエール・エルメ・パリ!と思わせるケーキです。

◆選んだ紅茶は「ディンブラ」

ディンブラの水色(すいしょく)はオレンジがかった鮮紅色
ディンブラの水色(すいしょく)はオレンジがかった鮮紅色

 

今回のは複雑な組み合わせのフレーバのケーキなので、紅茶選びに困りそうなところですが、

複雑そうなフレーバーの時には、どんなお菓子にも合わせやすいディンブラを選びます。

ディンブラはそれ自体がバランスの良い紅茶なので、困った時や初めて食べるスイーツはディンブラに合わせることが多いです。

◆ディンブラという紅茶

ディンブラはストレートでもミルクティーにしても美味しい紅茶。
ディンブラはストレートでもミルクティーにしても美味しい紅茶。

スリランカで採れる「ディンブラ」は私にとって、一番紅茶らしい紅茶。

適度な渋みとしっかりとしたコクと紅茶らしい香りが魅力的な紅茶です。

ディンブラについての詳しい記事はコチラ>>

◆マリアージュの結果

ピエール・エルメ・パリの「サラ」とディンブラの相性

「サラ」とディンブラはよい組み合わせでした。

サラは最初にパッションフルーツの酸味がきて、その後にマロンと抹茶の味わいが口に広がるようなケーキでした。ディンブラは酸味のあるフルーツにも、まったりとした栗の風味にも良く合う紅茶なので、ディンブラを選んでおいてよかったと思いました。
ストレートでもミルクティーでもどちらでも美味しいマリアージュになりました。

「サラ」に合いそうな、その他の紅茶

アッサム

アッサムはまったりとした風味の栗やかぼちゃによく合う紅茶です。
サラは最初はパッションフルーツを強く感じるけど、後味は栗が残るので、アッサムとも相性がよさそうです。


 

今月のFetish(フェティシュ)がマロンだったので、マロンのケーキがたくさんあったけれど、まだ秋という感じではなく暑い日だったので、もっとさっぱりしたケーキがいいなーと思っていたところ、このサラが目に留まりました。

栗と抹茶にパッションフルーツ???とその組み合わせに驚いたけれど、他のケーキ屋さんではなかなか出会えないフレーバーなので、購入することにしました。

食べてみると、これがちゃんとまとまっていて、2度驚きました。

最初はパッションフルーツを強く感じて、その後に栗の風味が口に広がります。

パッションフルーツに栗ってどうなのかなと思っていたけれど、違和感なく口の中にハーモニーが生まれ、栗の奥に抹茶を感じた時にこのフレーバーの完成度の高さを思い知らされた感じでした。

3つともちゃんと主張があるのにケンカしない組み合わせになっているのです!!!

あんまり衝撃だったので、このケーキを食べた次の日にはいろんな人に薦めまくってしまいました!

◆今日のお店の詳細

PIERRE HERMÉ PARIS(ピエール エルメ パリ)

店名:ピエール エルメ パリ 日本橋三越店
所在地:東京都 中央区 日本橋室町1-4-1 三越本館B1F
最寄駅:
東京メトロ銀座線「三越前駅」より徒歩3分
東京メトロ半蔵門線「三越前駅」より徒歩5分
TEL: 03-3241-3311
営業時間:10:30~19:30
定休日:日本橋三越本店に準ずる

サラ(Sarah)
1個756円(税込)

販売期間 :
2019年9月11日~10月22日

ピエール エルメ パリの公式HPはこちら>>