<お菓子と紅茶のマリアージュ>フレデリック・カッセルのアディクションに合う紅茶は?
「マリアージュ」とは食べ物と飲み物の組み合わせのことで「ペアリング」とも呼ばれます。
ベストな組み合わせはお互いの良さを引き出すことができ、美味しさがより一層アップします。
だからスイーツを最高に美味しくいただくには、そのスイーツに合う紅茶を見極めることがとっても大切なのです。
今日のスイーツはフレデリック・カッセルのケーキ「アディクション」です。
さて、どんなマリアージュになったでしょうか?
◆今日のお店「フレデリック・カッセル」とは
フレデリック・カッセルはフランスのパティスリー。
本店はフランス最大の宮殿として知られるフォンテーヌブローの近くにあります。
パリでも大人気のフレデリック・カッセルはショコラティエであるとともにパティシエでもあり、スペシャリテである「ミルフイユ・ヴァニーユ」はイルドフランスのコンテストで「ベストミルフィーユ」にも選ばれた逸品です。
定番のスイーツの他、毎月「今月のインスピレーション」と題してテーマに沿ったスイーツを期間限定で発表しています。
◆今日のスイーツ フレデリック・カッセルの「アディクション」
今日のお菓子はフレデリック・カッセルの「アディクション」。
こちらは日本では2020年5月30日から発売された新作のケーキ。
レモンのビスキュイの上にパッションフルーツとマンゴーのクリームとフランボワーズのコンフィチュールを挟んだココナッツのムースを乗せホワイトチョコレートでコーティングしたケーキです。
◆選んだ紅茶は「キームン」
複雑なフレーバーの組み合わせのケーキなので、シンプルな紅茶を合わせるか、冒険するかをちょっと迷ってしまいました。
でも、アディクションはココナッツが使われているので、スモーキーなキームンの香りと合わせたら面白そう!と冒険心のほうが勝ってしまいました。
そしてキームンはホワイトチョコレートと酸味のあるフルーツ、その両方に合う紅茶でもあるので、きっと大丈夫とキームンを合わせることにしました。
◆キームンという紅茶
◆マリアージュの結果
フレデリック・カッセルの「アディクション」とキームンの相性
「アディクション」自体がホワイトチョコレートとココナッツ、パッションフルーツ、フランボワーズと複雑な組み合わせなので、ちょっとクセのあるキームンを合わせるのは冒険だったけど、結果は大成功!
それぞれの素材の良さをキームンが上手にまとめてくれるようなマリアージュでした。
ストレートでも美味しいけどミルクティーのほうが、全体的なまとまりが出て美味しい組み合わせでした。
フレデリック・カッセルの「アディクション」に合いそうな、その他の紅茶
ディンブラ
キームンがチャレンジ的な組み合わせだとしたら、ディンブラは無難な組み合わせと言えるけれど、コクとキレがあるディンブラとの組み合わせも合いそうだと思いました。
パッションフルーツを使ったケーキはミルクティーよりもストレートのほうが合うと思っていたのに、こちらのケーキはミルクティーのほうが美味しく感じるところが意外で嬉しい誤算でした!
そして、いつも一緒にケーキを食べている母が今回の組み合わせは特に美味しいとほめてくれました。
母も選ぶ紅茶によってスイーツの美味しさが左右することを理解してくれるようになったので、褒めてもらえて嬉しかったです。
調子に乗った私はディンブラも淹れて、キームンとの違いも味わってもらいました。そしたら、ディンブラも合うけれど、キームンのほうがより美味しく感じるとのことでした!!!
冒険してみてよかったーーーと思いました!
今回のキームンはマリアージュフレールのロワデキームンで、よくあるキームンよりはスモーキーさが控えめで旨味が豊富なので、特に相性が良かったのかもしれません!
◆今日のお店の詳細
Frederic Cassel(フレデリック・カッセル)
店名:フレデリック・カッセル三越銀座店
所在地:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 B2F
最寄駅:
東京メトロ銀座線、丸の内線、日比谷線
銀座駅A7出口 徒歩1分
TEL:03-3535-1930
営業時間:10:30〜22:00(L.O. 21:00)
定休日:銀座三越に準ずる
アディクション
1個810円(税込)