希少で購入しづらくなったミントンのテーブルウェア(食器)
![写真のカップは大好きなミントンのカップ&ソーサ「ロゼッタ」](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/sP1052275-1024x768-800x600.jpg)
目次
◆お気に入りの洋食器ブランド「ミントン」
自分の好みのティーカップがあると、ティータイムがより一層楽しくなりますよね!
紅茶を好きになってから、コツコツと集めているティーカップ。今ではディスプレイ用のキャビネットの入れ替えが出来るくらいの数になりました。キャビネットの中のカップたちを入れ替える作業は楽しくてしかたがありません。
私は2006年頃からティーウェアを集めだし、最近ではティーウェア以外のテーブルウェアも集めるようになりました。
数ある洋食器ブランドの中でも、ミントンとロイヤルアルバートが特に好きで、この二つのブランドは複数のラインで少しずつ集めています。
◆ミントンの可愛いティーカップたち
![ミントンの代表的なデザイン「ハドンホール」
現在でも生産されているだろうと思われるシリーズです。](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_2262-1024x768-350x262.jpg)
![ヴィクトリア女王が描いた絵がデザインのもととなっている「ヴィクトリアストロベリー」白磁以外にもカラーのものやゴールドのものブルーのものがあります。](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/sPA011656.jpg)
![1800年代から1950年ころまで生産されていたミントンの伝統的なデザイン「コカトリス」。コカトリスは12世紀頃にヨーロッパで生まれた伝説上の鳥獣です。](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_2492-1024x768-350x262.jpg)
![ミントン社のロングセラーデザイン「ペルシャローズ」1950年頃まで作られていたカップ。アンティーク屋さんなどで見かけることが出来ます。](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_13711-1024x765-350x261.jpg)
![ミントン社のロングセラーデザイン「ミントンローズ」1860年から2000年代初頭まで生産されていました。こちらは1900年代中頃に作られたヴィンテージカップ](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_01823-1024x765-350x261.jpg)
![こちらは復刻版の「ミントンローズ」ベースカラーが赤から青に変わっていますがデザインはほぼ同じです。こちらは2000年代に作られたものです。](http://tea-magazine.net/wp-content/uploads/2016/01/IMG_0183-1024x765-350x261.jpg)
◆テーブルウェアを少しずつ集める楽しみ
最初はカップ&ソーサー1セット、それを2セットにして、それからデザートプレートも買って、トリオ2セットにしたい。
その次はお揃いのクリーマーとシュガーポット、そしてその次はティーポットも欲しい!と夢は広がります。
ミントンもロイヤルアルバートも、一つ一つはそんなに高価ではないのだけれど、たくさん欲しいと思うと、一気に買うのは大変なので、ゆっくり、少しずつ増やしていました。
いつかはトリオを6セットに、そしてティーポットとクリーマーとシュガーポットも揃えたい!と思って
少しずつ買い足していたのですが、最近はミントンのシリーズをそろえることが難しくなってしまいました。
◆百貨店から消えたミントン
以前、ミントンの記事にも書きましたが、ミントンは1968年にロイヤルドルトンに吸収され、さらに2005年にウォーターフォード・ウェッジウッドに吸収合併されました。
ロイヤルアルバートもロイヤルドルトンに吸収されていたので、今ではミントンと一緒にウォーターフォード・ウェッジウッドの仲間です。
合併されても、ミントンやロイヤルアルバートのブランドは残っていて、百貨店での取り扱いもあったのですが、2009年にミントンとロイヤルアルバートのブランドは百貨店から消えてしまいました。
同じ会社のウェッジウッドは今でも百貨店に残っています。
一緒に消えたロイヤルアルバートは2013年秋ごろからウェッジウッドの中にコーナーを作ってもらえ、扱っている点数は少ないですが、購入できるようになりました。
そして、公式のオンラインショップも出来ました。
商品ラインナップは2006年以前よりも減っていますが、新しくミランダ・カーとのコラボシリーズが出来たり、レディーカーライルシリーズが復活していたりするので、ロイヤルアルバートファンとしては胸をなでおろしていました。
◆ 購入することが難しくなってきたミントン
ロイヤルアルバートはなんとか復活しましたが、ミントンは衰退の一途・・・
ウォーターフォード・ウェッジウッドジャパンの公式ページにはミントンのページもなく、もちろん百貨店の取り扱いはないまま・・・
少し前までは、食器専門店に行けばハドンホールシリーズくらいは変えましたが、今ではほとんど見かけません。
最近では、WEBの食器専門店でハドンホールシリーズを少し見かけるのと、それ以外のシリーズはアンティークやヴィンテージを取り扱うお店でしか見かけません。
どちらにしても数はあまりなく、画像だけあって売り切れのことも多いです。私はミントンのヴィクトリアストロベリーシリーズを集めているので、今はとても苦労しています。数年前までは、いつでも買えるから、少しずつ集めればいつかは揃うと思っていたのがウソのようです。
今回は最近買いづらくなったミントンのお話が中心でしたが、そのほかにも買いづらくなったり、なくなってしまったブランドはたくさんあります。
例を挙げると、ロイヤルドルトン、ジョンソンブラザース、ウースター、これらはまだブランドとしては残っているので買いづらくなっただけで、まだ生産はされています。
パラゴンやシェリー、スージークーパーなどはすでにブランドがなくなってしまっているので、ヴィンテージやアンティークショップでしか購入できません。
このように、イギリスの洋食器市場は不安定、いつどのブランドが日本から消えてしまうかわかりません。
お気に入りのシリーズがあったら、なるべく早めに揃えてしまうことをお勧めしたいです。
◆現在でもミントンの食器が買えるWEBショップ
![](https://www11.a8.net/0.gif?a8mat=1ZRDFX+21TTC2+2HOM+BW8O1)
![](https://www17.a8.net/0.gif?a8mat=1ZRDFX+21TTC2+2HOM+BW8O1)
![](https://www15.a8.net/0.gif?a8mat=1ZRDFX+21TTC2+2HOM+BW8O1)
上記のお店ではミントンを扱っていますが、タイミングによって欠品の時もあります。ご了承ください。
いかがでしたか?
私は今でもミントンのヴィクトリアストロベリーのデザートプレートが欲しくて探し回っていますが、ここ2~3年の間に見つかったのは、たった1枚。
思い出したときに上記のwebショップを覗いていますが、デザートプレートは本当に見当たりません。
でも、どうしても6枚揃えたいので、これからも懲りずに探していこうと思っています。