アフタヌーンティーのスコーンの食べ方とマナー
アフタヌーンティーに欠かせないティーフードのスコーン。
スコーンはアフタヌーンティーによく出てくるし、スコーンを売っているお店が日本でも増えてきました。
でも、まだまだメジャーな食べ物とは言えないようで、スコーンの食べ方を聞かれることも・・・
ということで、今日はアフタヌーンティーのスコーンの食べ方やマナーを紹介します。
まずはケーキスタンドに乗っているスコーンの取り分け方です。
アフタヌーンティーのケーキスタンドに並んでいるティーフードは自分の取り皿に取ってからいただきます。
アフタヌーンティーは基本的にフィンガーフードと言って、手でつまんで食べてOKな食べものが出されているので、手で触ってもマナー違反にはなりません。
でも、その時気を付けたいのは、他の人のティーフードに触らないこと。
もし、他の人のティーフードに手が触れてしまうようであれば、トングや取り分け用のフォークやナイフを使ってティーフードを取ります。
取り分け用のナイフやフォークがない場合には、お店の方に新しいナイフやフォークを持ってきてもらいます。
◆スコーンに付けるものも取り分ける
次にスコーンに付けて食べるクロテッドクリームやジャムも取り分けます。
一人分が分けられている場合は取り分けなくてもOKですが、複数人で使うような場合は
一度、自分の取り皿に取ってから、スコーンに付けるようにします。
◆スコーンをちぎる
取り皿に取ったスコーンは1口か2口で食べられるくらいの大きさに手でちぎります。
オオカミの口(くち)と言われる割れ目があれば、そこから上下二つに割ります。
オオカミの口はスコーンが美味しく焼けたというサイン。これがあるスコーンは美味しいということですね♪
この時、ナイフは使わないのが正式なマナーです。
理由としてはスコーンの名前の由来が王様に由来するものだから。
スコーンの名前はイングランドの国王が座る玉座の下に置いてあるスクーンの石からきています。
この石と形が似ていることからスコーンと名付けられました。
英語のスペルはどちらもsconeです。
ですから、スコーンにナイフを入れることは王様に対して、ナイフを向けるという意味に捉えられてしまうと考えられ、スコーンにナイフは入れないのです。
◆スコーンにクロテッドクリームやジャムをつける
スコーンにはクロテッドクリームやジャムをつけていただきます。
クロテッドクリームだけをつけてもいいですし、ジャムだけをつけてもOKです。
もちろん両方付けていただいてもOK。
両方付ける場合は、どちらを先に付けてもOK。
何かをつける時は上にしたほうの味がより感じるので、
クロテッドクリームが好きな方はジャムをつけてからクロテッドクリームを
ジャムが好きな方はクロテッドクリームをつけてから、ジャムをつけるのがおすすめです。
クロテッドクリームやジャムはたっぷりつけて食べるとスコーンがより美味しくなります。
イギリスではクロテッドクリームを食べたいからスコーンを食べているのかな?
と思うくらいにクロテッドクリームをたっぷりつけている方をよく見かけます。
クロテッドクリームについてはこちらの記事でより詳しく紹介しています。
いかがでしたか?
スコーンを上手に食べられると、よりアフタヌーンティーが楽しめます。
スコーンは紅茶にとっても合う食べ物なので、ぜひ紅茶と一緒に楽しんでみてくださいね。
スコーンの本場イギリスではスコーンと紅茶のセットのことを「クリームティー」と呼んでいます。
このことからも、スコーンがメインというよりはクロテッドクリームがメインのように感じますよね。
私もクロテッドクリームが大好きです。
スコーンを食べる時はクロテッドクリームをぜひたっぷり目で食べてみてくださいね。