<お菓子と紅茶のマリアージュ>デメルの「ココスツィーゲル」に合う紅茶は?
「マリアージュ」とは飲み物と食べ物の組み合わせのことで「ペアリング」とも呼ばれます。
スイーツと紅茶を最高に美味しくいただくには、そのスイーツに合う紅茶を選ぶことがとっても大切。
合わせた紅茶によって、おいしさが増したり、減ったりしてしまうからです。
今日のスイーツはDEMEL(デメル)のクッキー「ココスツィーゲル」です。
さて、どんなマリアージュになったでしょうか?
◆今日のお店「DEMEL(デメル)」とは
DEMEL(デメル)は1786年にオーストリア・ウィーンで誕生したお菓子屋さん。
1799年にはウィーン王宮御用達となった由緒正しいお店です。
フランツ・ヨーゼフ1世の皇妃エリーザベトやメッテルニヒの孫娘のパウリーネなど上流階級の女性達に愛されたお店として知られています。
デメルのお菓子で特に有名なのは「ザッハトルテ」。
ホテル・ザッハーと商標をめぐり法廷で争った「甘い七年戦争」の逸話も有名ですね。結局はどちらも「ザッハトルテ」の名称を使うことを許されました。
デメルは「ザッハトルテ」の他にもチョコレートを使ったお菓子が多く、クッキーやクーヘンにもチョコレートを使ったものが多いのが特徴です。
◆今日のスイーツ デメルの「ココスツィーゲル」
今日のお菓子はデメルの「ココスツィーゲル」。
「ココスツィーゲル」はデメルを代表するクッキーです。
ココスはドイツ語でココナッツ。
ツィーゲルはドイツ語でレンガ。
レンガのような形のココナッツを使ったクッキーという感じで命名されたのかな。
ラングドシャとはフランスの伝統的な小麦粉を使った焼き菓子。形状は薄く、表面はザラついていて、軽い食感が特徴。ラングドシャはフランス語で「langue de chat」猫の舌という意味です。北海道の定番土産「白い恋人」もラングドシャでチョコレートを挟んだお菓子です。
ドイツにも猫の舌(Katzenzunge)という意味のお菓子があるけれど、ドイツの猫の舌は細長く薄い形をしたチョコレートのことを指します。
デメルの「ココスツィーゲル」は箱も可愛いです。
◆選んだ紅茶は「アッサム」
ココナッツの甘い香りがするスイーツには、紅茶も甘い香りのものを合わせると美味しいマリアージュになります。
甘い香りの紅茶と言えば、アッサム、ルフナ、キャンディあたりが思い浮かびます。
その中でも大地ような香りも持つアッサムは特にココナッツと相性がよいと感じる紅茶。
だから今回はアッサムを合わせることにしました。
◆マリアージュの結果
デメルの「ココスツィーゲル」とアッサムの相性
「ココスツィーゲル」とアッサムはとってもいい相性でした。
アッサムの大地のような甘い香りがココナッツにもヘーゼルナッツにも良く合う感じ♬
コクのあるティータイムを楽しみたいときには最適な組み合わせだなと思いました。
そして断然ミルクティーにしたアッサムとの相性が抜群でした。
「ココスツィーゲル」に合いそうな、その他の紅茶
ウバ
アッサムはお菓子と紅茶どちらのコクも楽しめる組み合わせだけど
スッキリとこのお菓子を味わいたい時は、渋みが強いウバを合わせてもよさそう。
ウバを合わせれば甘すぎるお菓子が苦手な方でも美味しくいただけそうだなと思いました!
最近はコロナのこともあって、保存期間が長いお菓子をまとめて買っておくことが多いです。
お出かけするのは控えめにしたいけど、毎日のティータイムは充実させたいですからね♥
デメルはザッハトルテをはじめ保存期間が長いお菓子が多いので嬉しいです。
「ココスツィーゲル」はラングドシャ生地なので、優しい歯ざわり。
柔らかいお菓子が大好きなうちの母にも好評でした。
そしてミルクガナッシュのしっかりした甘さに、ココナッツとヘーゼルナッツの香ばしさが加わって、たまらなく美味しいスイーツでした!
◆今回のお店とスイーツの詳細
DEMEL(デメル)
店名:デメル 日本橋三越店
所在地:東京都中央区日本橋室町1-4-1 三越本館B1F
最寄駅:
東京メトロ銀座線「三越前駅」より徒歩3分
東京メトロ半蔵門線「三越前駅」より徒歩5分
TEL:03-3231-1261
営業時間:10:30~19:30
定休日:日本橋三越本店に準ずる
Kokos Ziegel(ココスツィーゲル)
1箱(8枚入り)1,080円(税込)
ココスツィーゲルは12枚入り(1,620円)、16枚入り(2,160円)もあります。
デメルのお菓子は公式通販の他、高島屋オンライン、大丸松坂屋オンライン、楽天などでもお取り寄せできます。