紅茶と相性の良い食べ物の見つけ方、マリアージュ(ペアリング)のコツ
紅茶やは合わせる食べ物によって、美味しさが面白いくらい変化します。
紅茶と食べ物をお互いの良さを引き出す組み合わせにすると、どちらの美味しさも増します。
素敵な組み合わせにすると、美味しさが足し算じゃなくて、掛け算になってより美味しく感じるのです。
今日はその素敵な組み合わせの見つけ方を紹介します。
◆紅茶と相性の良いマリアージュの見つけ方
紅茶と食べ物の相性の良い組合わせのことをペアリングやマリアージュと呼びます。
マリアージュはワインの世界でも使われている言葉です。
マリアージュとはフランス語で結婚のこと。
素晴らしい組み合わせのことを「結婚」と表現するのも素敵ですよね。
素敵なマリアージュを見つけると、紅茶の楽しみ方がぐーんと広がります。
◆マリアージュを見つけるコツ
マリアージュを見つけるときは、食べ物の「味」や「香り」などの風味と、「脂っこい」、「さっぱり」などの食感を踏まえて紅茶に合いそうな食べ物を考えます。
一口に紅茶と言っても、産地やブレンドの仕方によって特徴がそれぞれ違うので紅茶の味を知っていることも必要です。
紅茶の種類による違いについてはこちらの記事を参考にしてくださいね。
◆紅茶と食べ物の組み合わせのポイント3つ
美味しいマリアージュとなるような、紅茶と食べ物の組み合わせについてのポイントは3つあります。
それは
- ハーモニーを楽しめる組み合わせ
- リセットする組み合わせ
- 五味を補完する組み合わせ
では、詳しく紹介していきます。
●ハーモニーを楽しめる組み合わせ
ハーモニーは日本語にすると調和。これは似た風味のものを合わせると、その風味が強調され、より美味しく感じるということです。
例えば甘い香りのするバニラを使った場合には、味覚でも甘みを感じるように
砂糖を加えると美味しくなるということです。
●リセットする組み合わせ
これは味の抑制効果とも言えます。
引き算の考え方ですね。
コーヒーに砂糖を入れると、苦みが抑えられ美味しく感じることや
レモンに蜂蜜を足して酸味を和らげる効果などがあげられます。
味が強すぎるものに対して有効な組み合わせです。
●五味を補完する組み合わせ
人の味覚には基本味といって、五味(ごみ)とも呼ばれる甘味・塩味・酸味・苦味・うま味の5つの味覚があります。
人が美味しいと感じるときは、この五味がバランスよく入っていることが多いもの。
例えば、パーフェクト調味料と言われる「スイートチリソース」
生春巻きのつけだれのイメージが強いですが、
生春巻き以外にもから揚げやフライドポテトとも相性がいいですし、
エビチリやトマト系のパスタの下味としても優秀です。
その「スイートチリソース」には五味がバランスよく入っているので美味しいと感じる人が多いのです。
五味がバランスよく全部入っているものが、一番美味しいと言えますが
全部入っていなくても美味しさは感じられます。
基本味は一つより二つ、二つより三つと増えていけばいくほど美味しくなると考えてください。
以上、3つの組み合わせポイントを理解していると、美味しいマリアージュを見つけるヒントになります。
いかがでしたか?
種類による紅茶の味わいの違いと、組み合わせのコツがわかると、
紅茶と食べ物の楽しみ方が広がります。
ぜひコツをつかんでベストなマリアージュを見つける楽しみを味わってくださいね!
私が発見したベストなマリアージュについては以下の記事でまとめています。
紅茶と食べ物の組み合わせの王道はやっぱりケーキ。
ケーキと紅茶のマリアージュについてはこちらの記事で紹介しています。
ケーキ以外の手軽なお菓子と紅茶の組み合わせについてはこちら
ケーキやお菓子以外の意外な紅茶のマリアージュはこちら