<紅茶道具>アイスティーが美味しく飲めるグラス

tea magazine glass

 

アイスティーが美味しい季節になってきましたね。

おうちでアイスティーを飲むときにはどんなグラスを使っていますか?

紅茶を楽しむようになって、カップによって紅茶の美味しさが変わることがわかってからは、アイスティーを飲むときにもグラスにこだわるようになりました。

今日はグラス選びのポイントと私のお気に入りのグラスを紹介します。

◆アイスティーを美味しく飲むためのグラス選びのポイント3つ

私がグラスを選ぶポイントは3つあります。

① 薄手のグラスを選ぶ

② 紅茶の種類や淹れ方によってグラスを変える

③ グラスの扱いやすさ

では、詳しく説明していきます。

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◆薄手のグラスを選ぶ

飲み口が厚手のグラス薄手のグラスでは、アイスティーの美味しさに違いが出てきます。

薄手のグラスでアイスティーを飲むと、舌の上に味わいが広がりながら喉まで届きます。

一方、厚手のグラスでアイスティーを飲むと舌の上を流れるというよりは口の天井をアイスティーが流れるように感じます。

口いっぱいに味わいが広がるというよりは一直線に喉に届いてしまうような感じです。

アイスティーをより美味しく味わうためには、飲み口がうすいグラスのほうが適しているんです。

ちなみに上の写真は左だけが厚いグラス。飲み口の部分は2.5ミリくらいの厚さがあります。

他のグラスの飲み口の厚さは1ミリ以下です。たった1.5ミリの差ですが、口にとってはこの1.5ミリはとっても大きな違いです。

飲み口が厚いグラス。厚さは約2.5mm。
飲み口が厚いグラス。厚さは約2.5mm。
飲み口が薄いグラス。厚さは約1mm。
飲み口が薄いグラス。厚さは約1mm。

◆紅茶の種類や淹れ方によってグラスを変える

グラスの形状は色々なものがありますが、大きく二つに分けると、足が付いているものと足が付いていないものに分かれます。

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足がついていないタンブラータイプのものは渋みがあまりない紅茶や、水出し紅茶を飲むのに適しています。

足がついているワイングラスタイプのものは渋みがある紅茶やオンザロック方式で淹れたアイスティーを飲むのに適しています。

タンブラータイプは紅茶を口に運ぶときに、あまり角度が付かないので、口いっぱいに紅茶の風味が広がります。
タンブラータイプは紅茶を口に運ぶときに、あまり角度が付かないので、口いっぱいに紅茶の風味が広がります。
足つきのグラスは、紅茶を口に運ぶときに角度が付きやすいので、渋みをあまり感じずに紅茶を楽しむことが出来ます。
足つきのグラスは、紅茶を口に運ぶときに角度が付きやすいので、渋みをあまり感じずに紅茶を楽しむことが出来ます。

さらに、ダージリンのように特に香りを楽しみたい紅茶はチューリップ型のグラスが適しています。

この形のことは紅茶がおいしく飲める究極のカップという記事でも紹介しています。

底から、ちょっと膨らんで、そしてすぼまるチューリップ型の形は、グラスの上部に香りが溜まりやすいので、香りを楽しむのに適した形なのです。

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私はこのように使い分けていますが、人によって味の感じ方に違いもあると思います。

いろいろな形状のグラスで同じアイスティーを飲み比べてみると、自分の好みがわかるので、いろいろ試してみると面白いですよ。

◆グラスの扱いやすさ

ここまで、おいしくアイスティーを飲むためのグラスの選び方を紹介しましたが、グラスは頻繁に使うものだから扱いやすさも考慮して選ぶことをおすすめします。

実は、以前に足のとっても長い素敵なワイン用のグラスを購入したのですが、洗う時にも拭くときにも慎重に扱わなければならなかったので、せっかく買ったのに、あまり使わなかったという経験があります。

また、薄いグラスのほうが美味しく感じるからと思って、かなり薄いグラスを購入したのですが、これも恐る恐る洗わなければならなかったので、使わなくなってしまいました。

飲むときのことだけじゃなく洗ったり、拭いたりするときのことも考えて、自分に合ったグラスを選んでみてくださいね!

◆TeaMagazineオススメのアイスティーが美味しく飲めるグラス

ロブマイヤーは刻印サービスもあります。私はイニシャルを入れてもらいました。
ロブマイヤーは刻印サービスもあります。私はイニシャルを入れてもらいました。
旅行の時にトラベラーを持ち寄って、ホテルでパーティーを開いたこともあります。
旅行の時にトラベラーを持ち寄って、ホテルでパーティーを開いたこともあります。
これは全部ロブマイヤーのトラベラー。紅茶仲間の旅行だったので、全員がトラベラーを持っていたんです。
これは全部ロブマイヤーのトラベラー。紅茶仲間の旅行だったので、全員がトラベラーを持っていたんです。

 

ロブマイヤーはオーストリアのグラスメーカー。

カリグラスで、飲み口がとても薄いのが特徴です。

お値段はちょっと張りますが、このグラスでアイスティーを飲むと本当に美味しいので、マイグラスとして、いいものをお探しの方にはとってもおすすめです。

旅行に持っていくのにもちょうどよい大きさで、専用のケースもあります。

通称トラベラーと呼ばれていますが、バレリーナシリーズのワイングラスⅡというのが本当の名称です。

チューリップ型なのでダージリンの香りを存分に楽しむことが出来ます。
チューリップ型なのでダージリンの香りを存分に楽しむことが出来ます。
テネルLは3つ入りでも2,000円しないので気軽に使えます。
テネルLは3つ入りでも2,000円しないので気軽に使えます。

石塚硝子のグラスも薄いグラスがたくさんあります。
なかでも、このテネルはチューリップ型なので、紅茶の香りを楽しめる形状です。

ステムがないので扱いやすく、お値段もお手頃なので、日常使いに良いグラスです。

トラベラーでチューリップ型の良さが分かったので、ステムなしのチューリップ型のグラスを探していたら、こちらを見つけました。

ホームパーティーでも気軽に使えるので重宝しています。

パレスホテルのラウンジ プリヴェでもテネルが使われていました。

ステムが太いので、安心して洗えるところもお気に入りです。
ステムが太いので、安心して洗えるところもお気に入りです。
セパレートアイスミルクティーを淹れても可愛らしいです。
セパレートアイスミルクティーを淹れても可愛らしいです。

 

こちらは銀座の松屋で購入しました。

模様が可愛らしく、扱いやすそうな大きさのワイングラスだったのと、お値段もお手頃だったので、来客用にと6つ購入しました。

このシリーズはとても気に入ってしまい、ビアグラスもオールドグラスもそろえてしまいました。

※私が持っているのは「Duet」というシリーズのものですが、古いデザインのため現在は販売されていないようです。現在発売されているものでは「ボヘミアンドリーム」が「Duet」に似ている型でした。

いかがでしたか?

グラスにもこだわると、さらに紅茶が楽しくなると思います。

ボヘミアグラスはアイスティーが美味しく飲めて、見た目も可愛いのに、お手頃価格なのでパーティー用におすすめです。

最初はそれぞれペアで買いましたが、結局ワイングラスもオールドグラスもビアグラスも6客づつ揃えてしまいました。

ロブマイヤーはそれに比べるとかなり高級品なので、マイグラスとして1客しか持っていませんが、とっておきの茶葉を丁寧にオンザロック方式で淹れてこのグラスでいただくときは至福の時間です。

ちょっと膨らんですぼまっているチューリップ型の形は紅茶の香りが特に楽しめて2倍得した気分です。

ほかにもチューリップ型のグラスが欲しいなと思っていたら、石塚硝子のテネルを見つけたので、買ってしまいました。テネルはMサイズやSサイズもあります。使いやすいので、Sサイズも買ってしまおうかなと思っています。

グラスはアイスティーやワインを飲むときだけでなく、お料理を盛ったりすることも出来るので、いくつあってもいいですよね。←自分へのいいわけです(笑)

グラスがたくさんあると、形状による味の違いも楽しめますしね!

では、みなさまもお気に入りのグラスで飲むアイスティーを楽しんでくださいね!