<お菓子と紅茶のマリアージュ>フレデリック・カッセルのタルトカラマンシーに合う紅茶は?
「マリアージュ」とは食べ物と飲み物の組み合わせのことで「ペアリング」とも呼ばれます。
ベストな組み合わせはお互いの良さを引き出すことができ、美味しさがより一層アップします。
だからスイーツを最高に美味しくいただくには、そのスイーツに合う紅茶を見極めることがとっても大切なのです。
今日のスイーツはフレデリック・カッセルの3月限定のケーキ「タルトカラマンシー」です。
さて、どんなマリアージュになったでしょうか?
◆今日のお店「フレデリック・カッセル」とは
フレデリック・カッセルはフランスのパティスリー。
本店はフランス最大の宮殿として知られるフォンテーヌブローの近くにあります。
パリでも大人気のフレデリック・カッセルはショコラティエであるとともにパティシエでもあり、スペシャリテである「ミルフイユ・ヴァニーユ」はイルドフランスのコンテストで「ベストミルフィーユ」にも選ばれた逸品です。
定番のスイーツの他、毎月「今月のインスピレーション」と題してテーマに沿ったスイーツを期間限定で発表しています。
2020年3月のインスピレーションは柑橘系のフルーツ「Calamansi(カラマンシー)」です。
◆今日のスイーツ フレデリック・カッセルの「タルトカラマンシー」
今日のお菓子はフレデリック・カッセルの「タルトカラマンシー」。
サクサクなココナッツのタルト生地にバニラクリーム、そしてカラマンシーのクリームを重ねたタルト。こまかい緑色のトッピングはライムの皮です。
カラマンシーは東南アジアで広く栽培され、その栄養価の高さから「奇跡のフルーツ」と呼ばれている柑橘類。
カラマンシーはビタミンCが豊富で、シークワーサーの8倍も含むそうです。
さっぱりとした酸味のカラマンシーにココナッツが加わったトロピカルな感じのタルトです。
なぜかフランスでは3月にトロピカル系のスイーツが多く登場するそうで、まさにフランスらしいスイーツです。
◆選んだ紅茶は「ニルギリ」
柑橘系のスイーツに合う紅茶と言えばニルギリ。
さっぱりした紅茶のニルギリはさっぱりした柑橘系にはぴったり。
そしてニルギリの青っぽい香りも柑橘との相性がよいので、今回はニルギリを選びました。
◆ニルギリという紅茶
ニルギリはインドで作られている紅茶。ダージリンやアッサムほど有名ではありませんが、クセがなく、何にでも合わせやすいので、ブレンドティーによく使われている茶葉です。
◆マリアージュの結果
フレデリック・カッセルの「タルトカラマンシー」とニルギリの相性
「タルトカラマンシー」とニルギリはとってもいい組み合わせでした。
やっぱり柑橘系のスイーツとニルギリは相性がいいですね。
ストレートとミルクティーどちらも試してみたけれど、今回はストレートのほうがより「タルトカラマンシー」を美味しく感じました。
紅茶はいつもストレート用には軽めに入れて、ミルクティー用には抽出時間を1分長くして濃いめに入れているのですが、このケーキには渋みがあんまりない方が合うからストレートのほうが美味しく感じたのかもしれません。
「タルトカラマンシー」に合いそうな、その他の紅茶
キャンディ
あんまり渋くない紅茶が合うな!と思ったので思い浮かんだのがキャンディ。
ニルギリのように軽めにいれたキャンディとの相性がよさそうに感じました。
フレデリック・カッセルの「タルトカラマンシー」はさっぱりした美味しいケーキでした。
クリームの部分はレアチーズケーキのようなさっぱりさ。
さっぱりとした中にも、バニラクリームが入っているのと、ココナッツが合わせてあるところもいい!
ハード系のタルト生地で食べ応えもあって満足度も高かったです。
あんまり甘いものが好きじゃない人にも美味しいって言ってもらえそうなケーキでした!
◆今日のお店の詳細
Frederic Cassel(フレデリック・カッセル)
店名:フレデリック・カッセル三越銀座店
所在地:東京都中央区銀座4-6-16 銀座三越 B2F
最寄駅:
東京メトロ銀座線、丸の内線、日比谷線
銀座駅A7出口 徒歩1分
TEL:03-3535-1930
営業時間:10:30〜22:00(L.O. 21:00)
定休日:銀座三越に準ずる
タルトカラマンシー
1個756円(税込)