クリスマスの時期に楽しみたい紅茶！クリスマスティーとは？

イギリスやヨーロッパでは寒い冬の時期によく飲まれる飲み物がいくつかあります。
その一つが「クリスマスティー」という紅茶。

クリスマスに飲む特別な紅茶があるなんて素敵ですよね！

その由来や、どんな紅茶なのかについてご紹介します。

◆クリスマスティーとは

クリスマスティーはイギリスを始めヨーロッパの国々でクリスマスの時期に好んで飲まれる紅茶のこと。

冬が近づくと、いろいろな紅茶メーカーからクリスマスブレンドティーが販売されます。

メーカーによりブレンドの内容は異なりますが、クリスマスブレンドの多くにはスパイス（特にシナモン、クローブ、ナツメグ）と柑橘系のフルーツのドライピールが入っています。

◆クリスマスティーの始まり

クリスマスティーは１９世紀中頃のイギリスが発祥とされています。

この頃、紅茶は労働者階級にまで普及し国民的飲料と言われるほどたくさん飲まれるようになりました。

そして同じ頃、クリスマスのお祝いをする習慣が復活します。

イギリスではクリスマスをお祝いする風習は清教徒革命の影響で廃れていたのです。

クリスマスは一年の中でも特別なお祝いなのでクリスマスパーティーでは豪華なお料理を用意します。

もちろん紅茶も豪華な物をということで、当時は効果だったスパイスや柑橘系の果物を紅茶にブレンドしました。

スパイスはキリストの誕生の際にお祝いに駆けつけた東方の三博士がキリストに贈った乳香、没薬、黄金の３つの品を象徴するシナモン、クローブ、ナツメグが使われました。

紅茶にスパイスと柑橘系フルーツのドライピールを入れたクリスマスティーは美味しいだけでなく、体を温める効果や風邪を予防する効果があり実用的な飲み物でもありました。

だからクリスマスティーは今でも飲み続けられているのでしょうね。

◆イギリスやヨーロッパの人が感じるクリスマスの香り

ドライフルーツとスパイスの組み合わせはクリスマスティー以外にもたくさん登場します。

クリスマスのデザートとしてイギリスで定番のクリスマスプディングやミンスミートパイもそうですね。

欧米では冬にドライフルーツとスパイスの香りをワインやジュースにつけた、モルドアップルやモルドワインというホットドリンクもよく飲まれます。

モルドワインを紅茶で割ったモルドワインティーも人気があります。

オレンジポマンダーは魔除けのお守りとして中世の頃からヨーローッパで作られていました。

クリスマスツリーのオーナメントとして飾るほかに、ドレスの中のペチコートに吊るしたそうで、マリーアントワネットも愛用していたそうです。

このように、クリスマスの時期はフルーツとスパイスの香りが町中に漂い、ヨーロッパの方はこの香りがするとクリスマスが来たと感じるそうです。

日本ではまだドライフルーツとスパイスの香りがクリスマスの香りとして定番とはなっていませんが

お手軽に楽しめるクリスマスティーでヨーロッパのクリスマス気分を味わってみませんか？

◆2021年おすすめのクリスマスティー

フォートナム&メイソン クリスマス・スパイスティー 200g 缶入り

フォートナム&メイソンのクリスマスティーはジンジャーやクローブなどのスパイスの他、柑橘系のクレモンティーヌやココアニブがブレンドされたもの。

ココアニブはカカオニブとも呼ばれチョコレートの風味が付く材料。そして幸福感をもたらすアナンダミドという成分が含まれているというところも素敵ですよね。フォートナム&メイソンのクリスマスティーは200gと大容量だけど缶が可愛いので毎年購入したくなります！

ロンネフェルト グリューワインティー　100g　袋入り

ドイツのホットワインをイメージしたブレンドフルーツハーブティー。

ハイビスカス、エルダーベリー、リコリスルート、リンゴ、ブドウ、オレンジ、プラム、パイナップル、レモンピール、シナモン、クローブ、スターアニス、カルダモン、アーモンドシード、ブラックペッパー、生姜、バニラと17種類もの材料で作られています。

クセの強いハーブやスパイスも入っているけど、不思議と飲みやすいお茶です。こちらはストレートで飲むのがおすすめです。

SONNENTOR クリスマス カウントダウンのお茶

こちらは24種類のハーブティーやフレーバーティーのティーバッグが入ったもの。
24個入っているのはクリスマスイブまでのアドベント期間に毎日１袋づつ楽しむため。

パッケージも可愛いのでクリスマス気分を盛り上げてくれますね。
2021年のアドベント期間は11月28日（日）からです。